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毎日のくらしで見つけたもの 

2008年5月よりスタート。 3人の子育てをしながら日々感じること、母の生活日記です。 過去のブログ「いきものいっぱい」2006年9月~2008年5月はリンクしています。 halのブックレビュー 「一冊の本から旅の世界へ」も更新中です。

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しまなみ海道と道後温泉の旅

 3月28、29日の土日に愛媛県の松山市に行ってきました。
平日は仕事のお休みがとれないので、1泊2日をフルに楽しむため空の旅です。
早朝の便で小牧空港を出発、1時間で松山空港に到着です。
2ヶ月以上前からJALの先割チケットを予約して、指折り数えて待っていました。

1日目  3月28日(土)
 空港からリムジンバスでJR松山駅に移動、特急しおかぜに乗ります。今治まで40分の列車の旅です。
 車窓からポンジュースの工場を眺めながら、愛媛に着いたことを実感しました。            IMG_7102.JPGIMG_7168.JPG   













今回の旅の1日目は、しまなみ海道サイクリングです。
しまなみ海道は、愛媛県の今治市から広島県の尾道まで瀬戸内の島々を橋でむすんだ道路です。
そこには全長約70キロ、日本初の海峡を横断するサイクリングロードがあります。
今治のサイクリングターミナル、サンライズ糸山を10:30に出発しました。
広島まで行ってしまうと戻ってこれないので、今回は大島まで半日サイクリングを楽しみます。IMG_7104.JPG
IMG_7166.JPG

 







 
 

全長4045メートルの来島海峡大橋です。長い海の上の道を自転車で渡ります。
まだ朝の風は冷たくて、耳が痛くなるほどでした。
橋の上は、右端が原付専用道、左端が自転車歩行者専用道になっていて歩いて渡ることもできます。
そして中央が自動車専用道です。
右側を80キロ強のスピードで車がビュンビュン飛ばして行き、左側ははるか下方に真っ青な海。
右に寄るのも、左に寄るのも怖くて景色を楽しむ余裕もありません。
海はこんなにきれいで、瀬戸内の島々も眺められます。潮のながれによっては、うず潮が見られる
こともあるそうですが、今日はこんなにかわいい赤ちゃんうず潮が生まれては消えていました。
途中、馬島に料金所があり自転車は200円を支払います。
IMG_7107.JPGIMG_7109.JPG












橋を渡りきると大島に到着です。道の駅「よしうみいきいき館」で海鮮炭焼の昼食です。
好きな食材を選び、七輪で炭焼にしていただきます。
ここでしか食べられないものに挑戦しようと選んだのが、幻の貝と言われる大島産の瀬戸貝です。
カラス貝の化け物のような貝でまさに幻の味でした。
そしてまだ生きているたこの足を焼いたり、マテ貝も初体験しました。
マテ貝は筒型になった貝で焼くと縦に2つに割れます。かなりグロテスクです。
思わずお店のおばちゃんに、「どこからどこまで食べられますか?」と聞いてしまいました。
もちろん全部食べられますが、姿を見ないで食べることをお勧めします。
そして目の前で揚げてくれる、島じゃこ天もいただきました。
すり身を練って、じゃこ天の形に穴のあいた板で型抜きして、揚げ鍋に入れていきます。
揚げたてを串にさして1枚100円です。あつあつでふわふわでとってもおいし~い。
IMG_7135.JPGIMG_7141.JPG













大島の自転車道を走っていると、「日本縦断の旅」と書かれたカードをさげて自転車で走っている青年と
すれ違いました。思わず、「がんばってください!」と声をかけました。
その後は、のんびりと海沿いの道を走ります。
島には造船所があり、すれ違う車も人もいない海岸沿いの道はのどかでひっそりとしています。
海がきらきらしてとてもきれい。
IMG_7145.JPGIMG_7151.JPG












母が海の美しさに目を奪われている間、さすが男の子達は目のつけどころが違いました。
海岸の岩場で見つけたのは、たまへいの白いカニ、ジャッキーの3色のカニ、
そしてやどかりさんでした。
IMG_7152.JPGIMG_7153.JPG












前方の来島海峡大橋を眺めながら、「あんなに長い橋を渡ってきたんだね。」としばし感慨にふけりました。
そしてこの先の港で、ロバのパンの販売車に出会いました。
「みんな~げんき!ロバのパンですよ~!」どこまでものどかな島の風景でした。
そしてまた、しまなみ海道でいちばん長い橋を渡って帰り道につきました。帰りは自転車にも随分慣れ
景色を楽しむ余裕も出てきました。サイクリングターミナルにたどりついたのは、3:30頃です。
IMG_7159.JPGIMG_7163.JPG












IMG_7261.JPG今治からJR特急で松山駅にもどりました。
自転車の旅の疲れを癒すため、向かうのは
道後温泉です。
松山には路面電車が走っています。
松山駅から道後温泉まで約30分。
のんびり路面電車にゆられて行きます。
お堀端をぬけ、山の上にそびえる松山城を眺めながら
松山一の繁華街、大街道へと続きます。
終点の道後温泉まで、景色を楽しみながら。
どこまでいっても150円です。




今回の道後温泉の旅では、「まったく同じものを違う場所で見る。」という不思議な体験が3度もありました。
夕方、道後温泉に到着すると駅前広場にいたのは、
今日の昼間、大島で自転車に乗ってすれ違った日本縦断の旅の青年です。
彼の名は、あくしゅびと ぽりおさん。
日本縦断あくしゅの旅を2月に沖縄からスタートして、人とのつながりに感謝しながらたくさんの人と
あくしゅをして旅をしているそうです。
日本縦断の旅をはじめたのは病気をしたことがきっかけだったそうです。

晩御飯は宿のご主人のお勧めの大黒屋さんで、松山名物 鯛釜めしをいただきました。
だしがきいてとってもおいし~い。鯛もやわらかでした。
IMG_7174.JPGIMG_7178.JPG












道後の商店街をぬけると見えてくるのが道後温泉本館です。夏目漱石の「坊ちゃん」や
「千と千尋の神隠し」のモデルとなったと言われる日本最古の温泉です。
明治27年に建てられた木造三層楼で堂々の風格です。夜のライトアップもとてもきれい。
坊ちゃんはいつも3階の新築上等に入っていたという道後温泉。コースがいろいろ選べます。
お風呂に入浴するだけなら400円。
貸し浴衣を着て2階の休憩室で天目のお茶とお煎餅をいただくのが800円。
IMG_7183.JPG3階個室で休憩してお風呂も専用の霊の湯で
坊ちゃん団子つきは1,500円です。
選んだのは、神の湯二階席。
聖徳太子も入ったといわれる温泉で1日の疲れを癒し、 
湯玉模様の浴衣に着替えます。
2階の休憩室は55畳の大広間。
天目台のお茶を飲みながら坊ちゃん気分にひたります。
お隣には西洋人の素敵なカップルも浴衣を着て正座して
向かい合っています。
ミシュランの三ツ星を獲得しただけのことはあります。




  IMG_7196.JPG                                                                                  
昔の正面入口はこちら側にあったあそうです。      
屋上の屋根の上にある道後温泉のシンボルの白鷺も
ちゃんとこちらを向いていました。
温泉を楽しんだ後は商店街で
うまいと評判の団子ふた皿です。
抹茶、卵、小豆の3色あんの小さな団子が
串にささってます。
お餅はなかにほんの少し。
おいしい緑茶がほしくなる味です。
夏目漱石は、甘党だったんですね。




 

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●Thanks Comments

楽しい旅行記でした

松山の旅を120%満喫してきたようですね。そのサイクリングは勿論 母も参加されたんですよね?その細い体のどこに そんなパワーが有るのか不思議です。
不気味なマテ貝・・・私が子供の頃、アサリ狩りでは無く、マテ貝狩りに行った
記憶があります。潮が引いた海岸に無数の穴が開いていて、そこに潮を一つまみ入れると、貝の先端?身の先端が ピュ~っと出てきます。そのをすかさず掴む!!
ビックリする位に沢山とれた記憶があります。どうやって食べたかは忘れましたけどね。
一泊二日でキレイで面白い所を沢山見て、美味しい物を沢山食べてhalさん&子供さん達幸せですね!
子育て終了したら行こうね!っと約束している日帰りバスツアーはもう少しハードで無い旅で宜しく(* ̄Oノ ̄*)

From 【ビタミンB】 ||2009.04.05 00:14編集

マテ貝狩りっておもしろそう!

ビタミンBさんへ
なんでも知ってるビタミンBさん。ビタミンBさんの知識の豊富さにはいつも感心します。
やっぱり、いろんなこと、はじめてのことは体験してみるべきですね。
子供の頃のマテ貝狩りの思い出、いいですね。
そんなふうにしてマテ貝を狩るとは知らなかったです。
うちの子供達なら夢中になってしまいそうです。
サイクリングはもちろん参加しました。なにせこのハードなツアーのプランを考えたのは
母なんですから。
部活で日頃鍛えている子供達は、部活のトレーニングに比べたら軽い軽いという感じでしたが、
さすがに2日目は、みんなのびてました。
いつか一緒に旅行しましょうね。今から楽しみにしてます。

From 【hal】 ||2009.04.05 06:55編集

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