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毎日のくらしで見つけたもの 

2008年5月よりスタート。 3人の子育てをしながら日々感じること、母の生活日記です。 過去のブログ「いきものいっぱい」2006年9月~2008年5月はリンクしています。 halのブックレビュー 「一冊の本から旅の世界へ」も更新中です。

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函館旅行 2日目

IMG_0716.jpg函館旅行2日目の朝です。
朝風呂にはいりました。露天風呂からは、
昨日の夜はお月様、今日は朝日が輝いています。
元町の坂の上の教会も見えます。
鐘の音が聞こえてきました。
気持ちいい~。
そして、ラビスタで大人気の朝食バイキング。
美味しいものがいっぱい。
海鮮丼も食べ放題です。
これ、全部母が完食しました。
デザートにヨーグルトと果物と紅茶も。



IMG_0717.jpg
食後は元町を散策しました。
大正12年に建てられた、日本最古のコンクリート電柱です。
大火の多かった函館は、
電柱もコンクリートでした。













IMG_0719.jpg
函館には、いろんな市電が走っています。
昔の車両のレトロなものから、
トラムみたいな最新式のものから、
コカコーラまであります。









IMG_0725.jpg
たまおやじの愛する、高田屋嘉兵衛です。
司馬遼太郎の「菜の花の沖」を読んで感銘をうけたそうです。
母はまだ読んでないので、今度読んでみよう。
右手奥に、うっすら雪の残る函館山が見えます。













IMG_0727.jpg函館は、坂の多い街。
すべての坂に名前がついています。
二十間坂を登ると見えてくるのが、
東本願寺函館別院です。
大正4年建築、日本で最初のコンクリート寺院です。
これも大火の多かった函館ならでは。








IMG_0730.jpg

東本願寺のお寺の裏通りを歩くと、
お寺の屋根が見えてきます。
壮観です。
黒瓦のジャンボすべり台。







IMG_0732.jpg函館の街を歩けば黄色い消火栓にあたる。
いたるところに出没するこの黄色い消火栓。
お洒落ですね。母のお気に入りです。
函館は、海からの強い風が内陸まで入るため、
過去に何度も大火を経験しています。
なかでも昭和9年の函館大火は市街地の3分の1を
焼失しました。
大火の反省から防火用水道を整備し、
この消火栓は昭和12年から使用されているそうです。
色が黄色なのは、火事の時によく目立つため。




IMG_0734.jpg
大三坂にあるカトリック元町教会。
今日は日曜日の大安です。
ミサと結婚式があるため、お御堂の中には入れませんでした。














IMG_0736.jpg
元町教会の上の坂は、
チャチャ登りと呼ばれています。
チャチャとは、アイヌ語でおじいさん。
おじいさんのように腰を曲げて歩くほど急な坂です。

みんなで、チャチャ登り。







IMG_0741.jpg
チャチャ登りすると、函館聖ヨハネ教会があります。
屋根は上から見ると十字架の形。
お洒落なデザインです。









IMG_0744.jpg
坂を登りつめると函館の街が見晴らせます。
右と左に海があって、
その海にはさまれた小さな街が函館です。
ここから見ると、おとぎの国のようです。
素敵な街です。








IMG_0746.jpg
こちらは、函館ハリスト正教会です。
日曜日のミサの時間でしたが、中に入ることができました。
東方正教会なので立像はなく、
聖堂の正面には美しいイコンがずらりとならんでいます。
イコンの美しさとミサの聖歌に、神聖な気持ちになりました。
この教会は鐘の音から、通称ガンガン寺と呼ばれています。
朝、露天風呂から聞こえた鐘の音はもしかして?










IMG_0819.jpgそして、ギャラリー村岡さんによりました。
北海道置戸町のオケクラフト。
木のぬくもりのある素朴な器です。
エゾマツからできています。
持ってみてびっくり。とても軽いんです。
そして水、油、汚れ、熱にも強く実用性もあります。
お椀は2つだけありました。
このお椀、微妙にサイズと色が違います。
まるで夫婦のようです。
函館記念に買いました。大切に使いたいと思います。




IMG_0752.jpg
そしてこちらが、かの有名な海を見通す
八幡坂です。










IMG_0753.jpg

旧函館区公会堂 明治43年建設
黄色と淡いブルーの美しい建物です。

バルコニーからは、
美しい函館の街と海が見晴らせます。






IMG_0765.jpg元町公園から基坂を下ると
旧イギリス領事館 大正2年建築 があります。
開港記念館となっています。
楽しく函館の歴史の勉強ができました。
函館は1854年、伊豆の下田とともに、
開港場に決定しました。
日本でもいち早く外国の文化が入った
ハイカラな街です。
函館には日本最初のものがいつくもあるそうです。





IMG_0772.jpg
今日のお昼は、
函館名物、ラッキーピエロ
人気NO.1のチャイニーズチキンバーガーです。
中華風唐揚げが3つはさんであります。
柔らかくてジューシーでおいしい。
子供達の大好きな味です。







IMG_0773.jpg
オリジナルラキポテ
ミートソース&チーズのソースがきめ手。
おもしろい組み合わせです。
ちょうどお昼時で、店内は満席。
お店の外のピエロの看板前のベンチで
いただきま~す!







IMG_0774.jpgラッキーピエロ、ベイエリア店のお隣が
地元のコンビニチェーン、ハセガワストアです。
ハセストのやきとり弁当、食べてみたかった。
ちょっと函館人になった気分です。
函館では、なぜかやきとりと言えば、豚なんですね。
イートインコーナーがゆったりしていてくつろげます。
注文をうけてから焼いてくれるので出来たてです。
定番のタレと塩、両方注文しました。
母とYとジャッキーは、塩1本、
たまおやじとたまへいは、タレ1本を味見。
噂の弁当だけあって、味は二重丸です。



IMG_0775.jpg金森赤レンガ倉庫。
子供達も大好きなのでもう一度。
母は、ペイストリースナッフルズで
試食を楽しみました。
ここは、喫茶コーナーとテイクアウトがあります。
チーズオムレット、すっごく美味しい。
函館で一番人気なのもうなずけます。
新製品のキャラメルとチョコも試食しましたが、
やっぱり定番のチーズがいちばんです。
要冷蔵なので、ここでは試食だけにして。
帰りに、空港で買って帰ろう。



IMG_0776.jpg
赤レンガ倉庫にある、
ミルキッシモのジェラート

母が選んだのは、まっかな富良野産のハスカップ。
子供達は、パンプキン、アップルパイ、ミルク。
 
Yの選んだパンプキンが一番。






IMG_0777.jpg金森赤れんが倉庫ともお別れです。
ホテルにもどって荷物を受け取り、
本日の宿、ドーミーイン五稜郭に移動です。
今回は、ネットで見つけた夢の競演プラン。
ラビスタ&ドーミーイン五稜郭 連泊プランです。
ドーミーインまでは、タクシーの無料送迎つきです。
この内容でこのお値段。なんと一泊5500円。
いますぐご予約を!
ドーミーイン五稜郭は、温泉はありませんが、
夜はラビスタの温泉までタクシー無料送迎もあります。
新しいビジネスホテルで清潔なのが嬉しい。



おまけに部屋が広くて、シモンズ製の大きなベット。
3人部屋には、ジェットバスもついていました。
ジャッキーが、「部屋はこっちのほうがいいね。」
Yも、「ベットが、こっちのほうが寝心地いい。」
さあ、みんなホテルの部屋でくつろぎタイムとなりました。
2階フリースペースには、漫画もずらりと置いてあります。
ベットで漫画も読み放題。男の子達にとっては夢のホテルです。
日の暮れるまでには、まだ2時間ほどあります。
まだまだ元気な母は、ウォーキングに出かけたくてたまらない。
「ひとりで五稜郭公園まで散歩に行ってきます。」と言うと、Yもついてきました。
IMG_0779.jpgベイエリアが旧市街地とすれば、
五稜郭は、現在の市街地。街は賑やかです。
五稜郭公園へと続く大通りには、
あちこちにモニュメントがあります。

「はたらけど、はたらけど猶わが生活楽にならざり
ぢっと手をみる」
石川啄木は、4ヶ月半ほど函館で暮らしました。
「死ぬときは函館で」と言わせたほど函館を
愛していたそうです。
お墓は、夫人の希望で函館に移されました。



IMG_0783.jpg
Yと五稜郭公園を散歩しました。
タワーは明日の楽しみにとっておきます。

あした、ついに五稜郭の全貌があらわになるとき。
子供の頃、歴史の教科書で写真を見てから
ずっと憧れていた五稜郭。
わくわくします。







IMG_0785.jpg半月堡
五角形の五稜郭の1箇所だけに、
三角形の出塁があります。
郭内への出入口の防御のためです。
ほんとは五箇所すべてに作る予定でしたが、
工事規模の縮小から、カットされたそうです。

三角のとんがり、体感してみました。






IMG_0787.jpg


夜は、ホテルから歩いて
活魚料理 いか清 です。
いかの看板が光ってます。
でも残念ながら日曜日で漁がないので、
活いかは食べられませんでした。






IMG_0788.jpg

こちらは、にしんのおさしみ。
内地では食べたことないです。

海鮮焼き盛り合わせ、本ししゃも、
いかの内臓焼き、活たこの天ぷら、などなど。
一品料理で海の幸を堪能しました。






IMG_0789.jpg活ボタンえび
はじめて食べました。身が柔らかくてあまい。
車海老の踊り食いより、おいしいかも。
函館はなにを食べても美味しいです。
子供達は、ホテルの部屋のお風呂でいいと言うので、
たまおやじと2人無料送迎タクシーで
ラビスタの温泉につかりに行きました。気持ちよかった。
ドーミーインは夜9時半からフリースペースで
夜鳴きそばの無料サービスもありました。
いたれりつくせりです。
                 函館旅行記最終日に続く
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北の果て蝦夷の地におりたつ 函館旅行記1日目

2011年3月19日~21日の3日間、函館旅行に行ってきました。
自粛しようかギリギリまで迷いました。
函館は震災の1週間後、飛行機、宿、市内交通、観光施設のほとんどが通常営業していました。
Yの受験が終ったら行こうと半年前から計画をたてていたので思い切って決行しました。
たまおやじの車で朝9時過ぎに家を出発してセントレアへ。
近くのパン屋さんで昨日予約しておいたカツサンドを受け取りました。機内食はこれにかぎります。
空港まで送迎つきのジャンボ駐車場にとめました。2泊3日で3400円です。
はじめてセントレアを車で利用しましたが便利です。これなら帰りにお土産が増えても楽々ですね。
充分に余裕をもって出発したので手荷物を預けた後、出発便までにまだ1時間半以上ありました。
ここのところ疲れがたまってひどい肩こりに悩まされていた母。
旅の疲れを癒すのではなく、旅に行く前に疲れを癒す。
これが究極の旅を楽しむコツです。
みんながお茶してる間、ターミナルビル4Fにあるリフレッシュサロン、グランラフィネに癒しをもとめて。
ボディケア30分コース¥4095の中身は、
アジアンテイストの個室の癒しの空間ではじまります。
まず専用の部屋着に着替え、アロマの足湯から。暖かくて気持ちいいラベンダーのかおりです。
そして上半身を念入りにマッサージ、最後に生姜入りのハーブティーがつきました。
すごく気持ちよかった。にっこり笑顔になった母。
いざ出発。さかまく波を乗り越えて。
今回の旅行のために、ANAマイレージクラブEdyカードに家族全員入会しました。
今ならキャンペーン期間中でEdyカード発行手数料が無料です。
はじめてスキップサービスを利用しました。
手荷物もカードで預けられるし、搭乗時刻の15分前に保安検査場を通り、10分前に搭乗口に行けば
カードでスルーできます。
これは便利。
行きの便は、スーパー旅割を発売日にネット予約しました。
帰りの便は、旅割の設定がなかったので、普通席を株主優待で発売日にネット予約しました。
株主優待券は、ヤフーオークションで手にいれました。
IMG_0726.jpgANA 名古屋 12:30発
     函館   14:00着
函館空港からシャトルバスでベイエリアへと向かいました。
バスが走りはじめてしばらくすると車窓から、さかまく波が見えてきた。
ついに北の果て蝦夷の地におりたつ。
函館はどこか、うら寂しさのただよう北の街。
古びたコンクリートの家が建ち並び、
そのコンクリートの壁のひび割れに哀愁が漂う街。
函館は古くから開けた港町なので、
横浜や神戸のような華やかな街を想像していました。
北の街のうら寂しさが、胸にしみます。
年老いていく寂しさにもにて。ベニスに死すみたい。
函館のこの街の雰囲気がとても好き。
でも真冬にひとり旅をしたら、寂しくてたまらなくなるかも。





今回、女性のおひとり様をよく見かけました。なぜか将来の母の姿と重ねあわさってしまった。
旅は道連れ、一緒に行ってくれる人があればそれもまた楽し。
ひとりで人生を見つめなおしてみるのもよし。
函館は風が強くて冷たいけれど、とてもいいお天気。
2日前に行った京都のほうが、よっぽど寒かった。
雪も函館山以外は残っていませんでした。心して準備してきた防寒具も出番がなさそうです。
北海道は建物の中がとても暖かい。自分のおうちのほうが寒いくらいです。
IMG_0688.jpgホテルは函館で一番人気の、ラビスタ函館ベイ。
ホテルの部屋が暑いのでフロントに電話をして、
頑丈なガラス窓のロックを解除してもらいました。
窓から心地よい冷たい風が入ってきます。
目の前には、赤レンガ倉庫と
函館山が見える絶好のロケーションです。
ウェルカムサービスはレトロなニッコーのカップで。
コーヒー豆とミルが用意してあるので、挽きたてです。






IMG_0698.jpg一息ついたら、ホテルの周りを散策しました。
はこだて明治館(旧函館郵便局) 
お土産屋さんになっています。
ここで函館ワインのハーフボトルを
たまおやじが記念に買いました。
北海道に来たら、木のお椀を買いたいと思っていた母。
函館は、木工製品は作ってないそうです。
明治館のなかに、木工製品を売るお店がありました。
お椀はおいてなかったので、
聖ヨハネ教会の隣にあるギャラリー村岡さんを
紹介してもらいました。明日、行ってみよっと。



IMG_0693.jpg金森赤レンガ倉庫。
函館湾を臨む場所に、明治時代の赤レンガ倉庫が
何棟も並んでいます。
ここはお洒落なショッピングモール。
ショッピングが楽しみなのは女の子だけじゃなかった。
ジャッキーとたまへいも、喜んでいました。








IMG_0821.jpg函館は物価が安くて
子供達はお買い物に大満足。
Yは、背びれのはえたGOKKOTシャツ   1200円
ジャッキーは、キャンパス地のショルダー 1050円
たまへいは、市松模様の長財布       2100円

夕方まで、ひとしきりお買い物を楽しみました。







IMG_0701.jpg
5:30にホテルに夜景観光のバスがお迎えにきました。
Mt.函館夜景ロマンコースです。
ロープーウェイで函館山に登りました。
ちょうど満月の夜。
夜景と月明かりが海を照らしてとてもロマンチック。
震災の影響で観光客が激減したため、
最前列で夜景を堪能できました。
節電のためライトアップを自粛していましたが、
それでも100%満足の夜景でした。




IMG_0712.jpgそして夜は、たまおやじのために企画した
生ラムジンギスカンです。
夜景観光バスを函館駅で降りました。
松風町にあるお店の名前は、GanGuro
赤提灯が灯り、カウンター席と奥にテーブル席がひとつ。
居酒屋さんのような、こじんまりとしたお店です。
家族なので奥のテーブル席につきました。
七輪がすっぽりおさまるように、
テーブルが堀ってあります。ナイスアイデア。
七輪の炭火で焼く、生ラムジンギスカン
モンゴル岩塩か特製醤油だれでいただきます。



はじめて食べましたが、食べてびっくり。まったく臭みがないのです。すごく美味しい。
今まで食べたラム肉とは別物でした。函館でラムの美味しさに開眼しました。
このお店は、アイスランド産ラムとオーストラリア産ラムと2種類あって選ぶことができます。
お店のお姉さんが、「全然違うから、まず1人前ずつ両方食べてみて、お好きなほうをどうぞ。」
と勧めてくれました。
アイスランド産は、たとえて言うなら、コクのあるもも肉。
オーストラリア産は、たとえて言うなら、柔らかなロース肉。
う~ん、どちらにしようかまよっちゃう。
家族会議の結果、Yとジャッキーはアイスランド産、たまおやじとたまへいはオーストラリア産。
母は、どちらも捨てがたい。
結局、アイスランド対オーストラリアでじゃんけんをして、アイスランドの勝ち~!
アイスランドの羊さんをお腹いっぱい食べた後、最後に名残惜しいので、
オーストラリアの羊さんも追加して食べました。
この生ラムジンギスカンは、お肉が焼肉のタレにつけてないのでおいしいんです。
自分で味を加減できるし、ラムは低脂肪なので、思ったよりもたくさん食べられます。
ホテルまで歩いて帰りました。
最初は市電に乗ろうと思ったけど、電車を待ってるほうが寒い。
腹ごなしにはほどよい距離でした。函館は歩いて観光できる街です。
IMG_0818.jpgさあお楽しみの温泉タイム、源泉かけ流しです。
ホテルの13階にあって、展望露天風呂もあります。
塩分がとても強い茶褐色の温泉です。
しょっぱいけれど、お肌スベスベ。
露天風呂は外気が冷たくてのぼせないので、
長時間ゆっくりつかることができます。
函館山に浮かぶ満月と夜景を眺めながら。サイコーです。
お風呂あがりに、アイスキャンディーの
セルフサービスがあります。食べ放題なんですが、
当たりがでちゃった。
なにかいいことあるかな。



お風呂あがりは、予約しておいたマッサージタイムです。
母は、ボディケア 30分コース ¥3500
Yは、リフレクソロジー 30分コース ¥3500 初体験です。
ホテルでこのお値段。やっぱり函館は物価が安い。
朝はうら若き女性の手で癒され、夜は力強いおじさまの手で癒されました。
すべてがつぼにはまっていて、どこを押さえられても痛いのですが、
念入りにマッサージをして下さいました。とっても上手でした。
終了後、おじさまのひとこと。
「思いのほか、凝ってました。」
Yは京都の卒業旅行から帰って翌日、函館に飛んだので足がパンパンにはっていました。
お姉さんに足つぼマッサージしてもらって、とても気持ちよかったそうです。
IMG_0715.jpg
ホテルの部屋にもどって、
明治館で買った
函館夜景ラベルのワインで乾杯です。
窓越しに、夜景を眺めながら、
函館の夜はふけていきました。



     函館旅行記、2日目につづく

雪のまう京都

今日はYとお彼岸のお墓参りに新幹線で京都に行きました。
京都駅についてまず観光案内所で、市バス1日乗車券500円を購入しました。
そして岡崎道でバスを降りて黒谷さんへとむかいました。
朝から青空の見えるいいお天気でしたが、
お墓参りをしていると雪がちらちら舞いはじめました。
もうお彼岸だというのに、澄んだ空気のなかキリリと寒く真冬のように底冷えがします。
京都ですね。
お墓参りを終えてバス停まで歩いていると、目の前をバスが行ってしまいました。
次のバスを待つ間の寒いこと、震えていました。
清水道までバスに乗り、親戚の家に挨拶に行きました。
お昼は親戚の家の近くでフレンチをご馳走になりました。
つもる話をしながら、京都のフレンチに舌鼓を打ちました。
IMG_0602.jpg
その後バスに乗り、北野天満宮へむかいました。
受験の神様へ御礼参りです。
ちょうど梅苑が公開されていました。
北野天満宮は3度目ですが、
梅苑の公開の日と重なったのは初めてです。
紅、白、ピンク、しだれ梅と
色とりどりです。







IMG_0600.jpg
梅苑の入園料には、お茶とお菓子がつきます。
香梅煎茶と紅白の梅の焼印入り麩せんべい。
ちょっと一服です。









IMG_0607.jpg紙屋川沿いには、太閤秀吉が築いた、
御土居が残存しています。
御土居にも紅白の梅の木がずらりと並びます。
都随一の梅の名所で
昔の人はここで毛氈をひいて早春のお花見を
楽しんだそうです。
早春のお花見とは粋ですね。
今日は、春は名のみの風の寒さでした。






IMG_0614.jpg北野天満宮の本殿前にある梅の木、満開です。
梅苑の梅にもまして、美しく華やかに咲いていました。
そして天満宮から裏道を抜けて
今宮神社に向かう予定でした。
地図で方向だけを頼りに歩いていると、
細い路地が迷路のように入り組んだ住宅街に
迷い込んでしまいました。
ときどき西陣のはた織りの音が聞こえてきます。
脚には自信のある母ですが、日が暮れ、
また雪も舞いはじめ、見知らぬ地で迷子になり
だんだん心細くなってきました。




IMG_0616.jpgおじさんに道を訪ねると親切に教えてくれました。
「今宮神社はちょっと遠いよ。それなら
通りに出て46番のバスに乗ったほうがいい。」
なんとかバス停にたどり着いた頃には、
吹雪いていました。
時間もないし今日は今宮神社に行くのやめよう。
100%あきらめかけていると、Yが
「いま何時?間に合うよ。行こう!」と行ってくれました。
旅は道連れとは、このことです。
人っ子1人いない、雪の今宮神社です。




IMG_0618.jpg今宮神社の東門参道にある、あぶり餅。
これが食べたかったんです。
東門の参道はとても風情があって京都らしい。
門にむかってあぶり餅の店が2軒。
右側に「一和」 左側に「かざり屋」があります。
かざり屋さんに入りました。
炭火で香ばしく焼いた一口サイズのお餅に
白味噌の甘だれがかかってます。
1人前15本で500円。
京都でしか食べられない古の味。とってもおいしい。




IMG_0620.jpgおばちゃんが炭火であぶってます。
そして店先のむしろの上では、
お餅を丸めて竹串にさしています。
ずっと昔からかわらない京都の風景。
どちらも古いお店ですが、一和さんのほうは
平安時代からあると言われています。
Yのおかげて京都らしさが満喫できました。
ありがとう。






IMG_0622.jpg今宮神社で、あほけんさんを見るのを忘れたので、
あぶり餅を食べた後、戻ってみました。
体の弱いところをなおしてくれる不思議な石です。
石を軽く3回たたいて持ち上げて重いと感じ、
今度は願いごとを念じて石を軽く3回なでて、
持ち上げて、前より軽いと感じたら、
自分の弱いところが治るんだそうです。
母は、ひどい肩こりに悩まされています。
念じたら2回目は、心なしか軽く感じました。
阿呆賢さんの奇石です。




IMG_0623.jpg今日は、Yはクラスの卒業旅行で京都に1泊します。
夕方ホテルでみんなと合流することになっていました。
ホテルの近くの京都市役所前でYと別れました。
せっかくここまできたので、ひとり寺町を散策しました。
創業1717年、一保堂の本店です。
香ばしいほうじ茶をお土産に。








IMG_0624.jpg明治創業の京都で一番古い洋菓子屋さん、
村上開新堂ものぞいてみました。
なんだか宮沢賢治の小説にでてきそうな、
タイムスリップしたかのような洋菓子店です。
中はとても薄暗い。
店内の床はタイル貼りで天然石の柱があって、
古いガラスのショーウィンドーには、
昔のままのクッキーとロシアケーキがならんでいます。
缶入りクッキーは予約制で当日は手に入りません。
全国から注文が入るそうです。




ここは東京の名店、村上開新堂と暖簾わけしたお店。
どちらがもとかはわかりませんが、2店はすこぶる仲が悪いとのこと。
東京の千代田区にあるお店は一見さんお断り。どなたかの紹介がないと買えない敷居の高いお店です。
京都のお店は誰でも買うことができます。
素材を吟味したリッチな洋菓子があふれている今、
昔ながらの製法と味を守り続けているお店の存在自体に価値があります。
IMG_0625.jpgロシアケーキを数種、箱につめてもらいました。
包装もレトロな感じです。
ショーウィンドーのいちばん下には、
ずらりと予約の箱がならんでいました。
京都には、名前だけで売れるお店があります。
市バスで京都駅に出て、ひとり帰路につきました。
楽しかった。
次回のお墓参りの時には、どこに行こうかな。
京都を味わいつくすには、
まだまだ時間がかかりそうです。

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