初ソウル 母娘の旅 第2日目 ~ミッションインポシブル~
2011.11.12 |Category …旅行
昨日の夜は遅かったけど、今日も朝から予定はぎっしり。
目覚ましが朝6時に鳴りました。まだ眠いよ~。
それでも7時過ぎには起きて出かける準備。
ホテルから、朝の明洞の街をお散歩です。
今回の旅のミッション その6
チンソンソルロンタンで朝食を
韓国旅行に行く前に、韓国ドラマを見て予習しました。
母は、にわか韓流ファンです。
このお店が、ドラマ「華麗なる遺産」のモデルのお店。
24時間営業なので、朝早くても大丈夫。
お店はたぶんこの辺だろうと歩いていても、
看板がハングルなので母にはまったく読めません。
遥か彼方からYが、あった!あそこ!と叫びました。
ハングルが読めるY、すごい!
朝7時40分 いただきま~す。
注文すると、すぐ出てきます。
ソルロンタンは、牛の骨、肉、内臓などをスープが
白濁するまで煮込んだスープ。
ほとんど味はついてないので、塩を入れて、
御飯やキムチを入れて食べます。
御飯とキムチがついて1人前7000ウォンなり。
とってもやさしい味です。
朝ごはんにぴったり。
各テーブルにキムチのポットが作りつけになってます。
ソヌファンがキムチをはさみでカットしていたあれです。
白菜と大根のキムチはおかわり自由。
ドラマと同じ制服を着た店員さん達もいます。
レジのおばさんに、「写真撮って下さい。」
と頼みました。
え~私とですか~?って感じで、照れまくり。
それでも、にっこり笑顔で一緒に写真を撮ってくれました。
社員教育がいいのは、ドラマと同じ?
今回の旅のミッション その7
明洞大聖堂とマリア像を見る
ソウルに行くと言ったら、おじいちゃんとおばあちゃんに
ぜひ見てきなさいと言われた明洞大聖堂。
韓国カトリックの総本山です。
1898年建築 韓国最初の煉瓦聖堂です。
聖堂の前には、韓国風のキリスト像があります。
素晴らしいゴシック様式の建築で内部のステンドグラスも美しい。
聖堂内部の壁にある、十字架の道行きのレリーフが印象的でした。
韓国の作家さんらしい、独特の雰囲気がありました。
そしてここ明洞大聖堂は、
ドラマ「美しき日々」の舞台でもあるのです。
韓国旅行の予習のつもりで見ていたドラマですが、
これには、寝不足になるほどはまってしまった。
聖堂裏手にあるマリア像です。
これが、ミンチョル(イビョンホン)が
二度目のプロポーズをした場所かな?
なんか違うなあ?
あとから調べてわかったのですが、
明洞大聖堂にはマリア像が2つあります。
ドラマの舞台は、聖堂裏手にあるものではなく、
教会へ向かう坂道の左にあるカトリック会館のマリア様でした。
残念!
見逃しちゃいました。
次回ソウルに来た時は、必ず見なくちゃ。
聖堂裏のマリア像の左手には献金箱があります。
ハングルは読めませんが、たぶん
小さいロウソク 2000ウォン
大きいロウソク 1000ウォン
小さなピンクのロウソクに灯りを灯しました。
とっても素敵。
昨日の夜のソウルの喧騒からはうって変わって
心あらわれるひと時です。
明洞の街の真ん中に、
こんなに静かで落ち着ける場所があったんです。
今回の旅のミッション その8
I’m Real を飲む
口コミで噂の I’m Real
聖堂を見た帰り道のコンビニでゲットしました。
Yはストロベリー 2700ウォンなり。
母はキーウィー 2900ウォンなり。
とろーり濃厚な100%フレッシュジュース。
おいしい!
そして、I’m Real の棚の横には、
「華麗なる遺産」のウヌが大好きな、
チョコ牛乳がたくさんならんでいましたよ。
さあ今日はホテルに8時50分にお迎えがきます。
今回の旅のミッション その9
ソウルで歴史遺産を見る
限られた時間を有効に使うため、日本からソウルナビで半日観光ツアーを予約しました。
はとバスのようなバスツアーを想像していたのですが、お客さんは私達2人だけ。
2人に専属のガイドさん付きなんて、嬉しい。
個人タクシーでまわり、ガイドのCHOさんが案内してくれました。いい雰囲気です。
車窓から景福宮の後ろにある大統領官邸 青瓦台(チョンワデ)を眺めました。
この辺りは警備が厳しく、通る車は必ずおまわりさんに呼びとめられます。
そして景福宮の裏手から入り、まず国立民族博物館を見学しました。
景福宮の後ろには北岳山(ブガッサン)が
そびえています。
日本の山とは随分形も違います。とっても韓国的。
韓国人は登山好き
今日もタクシーの車窓から、ゼッケンをつけた
たくさんの人がぞろぞろ歩いているのが見えました。
ネットで仲間を呼びかけて、みんなで山登りだそう。
楽しそうですね。
北岳山は、CHOさんも登ったことあるそうです。
次回ソウルに来た時は、山登りしてみたい!
王宮内はかなり広いです。
装飾の美しい煙突や、
隠し文字のある門柱の説明を聞きながら、
正殿にたどりつきました。
これが景福宮(キョンボックン)の正殿です。
そして10時から、
守門将交代儀式を見ました。
衣装が色鮮やかでとても綺麗。
CHOさんとタクシーで移動して、
宗廟(チョンミョ)に到着。世界遺産です。
ここは歴代の王と王妃の位牌が祀られている
神聖な場所です。
道が3つに分かれています。
真ん中の道は、魂の通る道。歩いてはいけません。
宗廟は、ソウルの中心地にありながら緑が多く
落ち着ける素敵な癒しの場所です。
ソウル市民は入場料が無料なので、おじいちゃん、
おばあちゃんの憩いの場所になっているそうです。
これが、宗廟の正殿です。
歴代の王が増えるたび増築されていったので
左右にとても長い建物です。
この中に位牌が祀られています。
韓国の位牌には穴があいているそうです。
魂の通り道
ソウルは1週間前に紅葉が終わりました。
その後、雨が降り、木々の葉が落ちました。
これから本格的な寒い冬がはじまります。
日本よりも肌寒く感じましたが、
まだ真冬のコートを着るには早い、冬の入口でした。
いい季節に来ることができました。
宗廟の境内に残る、散りゆく紅葉。
ここからまたタクシーで、仁寺洞(インサドン)に
移動しました。
CHOさんと一緒に仁寺洞のメインストリートを
歩きました。
伝統茶院に行きたいんだけど、と
コネストの地図を見せました。
メインストリートから1本入ったわかりにくい場所。
ごちゃごちゃした細い路地の突きあたりにあります。
CHOさんも2人くらいに道を尋ねながら
案内してくれました。
日本ではどのガイドブックにも載ってる
超有名店ですが、
CHOさんは、はじめて来ました、とのこと。
現地の人は意外と知らないんですね。不思議なものです。
CHOさんが、「いい雰囲気のところですね。私も今度こようと思います。」
「それでは、2人の時間をお楽しみ下さい。なごりおしいですが・・・。」と言って別れました。
Xジャパンとキムタクとワンピースのチョッパーが大好きなCHOさん。
なごりおしい、なんて言われて後ろ髪ひかれる思いがしました。
Yが走って呼び止めて、お店の前で一緒に記念撮影。
CHOさんとお喋りしながらの観光、なんだか友達と歩いてるみたいで楽しかった。
もしYと2人だったら、こんなに短時間で要領よくまわれなかったと思います。
現地払いで、ガイド料1人35000ウォンなり。(入場料込)
にじゅうまる◎です。
AM11時50分
今回の旅のミッション その10
伝統茶院でお茶する
母は、手前のなつめ茶 7000ウォン
神経質や不眠症にききます。
Yは、奥の菊の花茶 7000ウォン
目をあかるくします。
そして、お餅の盛り合わせ 5000ウォン
2人で19000ウォンなり
最初、入口付近の椅子席に案内されたのですが、
奥の小部屋があいてる様子。
お兄さんに頼むと通してくれました。
引き出しのついた骨董品のような小さな木の机。
窓からは、素敵な中庭が眺められます。
なつめ茶は甘くて濃厚。
菊の花茶は、菊の花がかおります。
疲れた体に、ここちよいひととき。癒されます。
ここは中庭を囲むように、別棟になったギャラリーが
数棟あります。
絵画、陶芸、ポジャギなど素敵な作品が並びます。
このギャラリーで陶芸を展示していた作家さんの作品で、素敵な一輪挿しを見つけました。
おばあちゃんへのお土産にぴったり。
そして、インドの絵を描く韓国人の女性の個展もあり、なぜか彼女の絵にとても心惹かれました。
彼女は英語を話すので、意思の疎通ができました。
1枚1枚、絵の説明をして下さり、ポストカードとパンフレットまでプレゼントしてくれました。
素敵な出会いでした。
韓国で見たインドの絵。
インドは次にYが行きたいと思っている国です。なにか未来につながる縁を感じました。
一息ついた後は、仁寺洞をぶらぶら。
ここが、サムジキルの階段のところ。
「華麗なる遺産」で、
ファンとウンソンがはじめてデートした
待ち合わせ場所。
なんだか、今にもウンソンが柱の影から
飛び出してきそう!
サムジキルはとても楽しい場所。
吹き抜けの中庭をはさんで4階建てです。
スロープになっているので、お店を見ながら
階段を登らなくても上まであがれます。
土曜日は、ソウルっ子も観光客もいっぱい。
にぎやかです。
CHOさんに教えてもらった、
いつも並んでる人気のホットクの屋台。
鉄板で焼くんだと思ってましたが、
鉄板に油をはって、揚げています。
揚げることで中の黒砂糖が溶けて
ジャム状になります。
おやきというより、揚げパンです。
ホットク1個 1000ウォンなり。
並んで買いました。
揚げたてをふ~ふ~しながら、美味し~い!
CHOさんに美味しいと教えてもらった
角の餅菓子屋さん。
韓国人はお餅が好き。
お店の中をのぞいてみると、
あっ!
これは、伝統茶院で出た餅菓子と同じです。
伝統茶院に卸してるんですね。
餅菓子1個 1000~1500ウォンなり。
甘さ控えめです。
日本に持って帰って硬くなったら、
少しレンジにかけると柔らかくなりますよ。
今回の旅のミッション その11
屋台で焼き栗を買う
やきぐり、やきぐり、ありました。
これがほんとの石焼き栗。
石の上で焼いてます。
自然の甘さで、ほんのりあったか。
道々、皮を剥きながら。
1袋3000ウォンなり。
今回の旅のミッション その12
JUMP公演を見る
お土産屋さんを覘きながら仁寺洞の
メインストリートを下ると、鍾路(チョンノ)に出ます。
ありました!JUMP劇場。
日本からソウルナビで予約しました。
R席 3400円なり。先払いです。
R席は50000ウォンとなっていたので、
いいレートです。
前から2列目の真ん中の席。とてもいい席でした。
ソウルナビでの予約、お勧めです。
公演は4時から。
まだ少し時間があるので鍾路の街を鍾ブラ。
ピアノ通りの露店でYはピアスを物色。
その横にポンデギ、ありました。
蚕のさなぎです。
日本でいったら蜂の子のような感じ。
たんぱく質たっぷりで栄養満点だそうですが、
ちょっと、食べる勇気がなかった。
午後3時半
そろそろ時間なので、JUMP劇場に戻りました。
地下の劇場に降りる階段の踊り場の壁画です。
JUMPのストーリーは、まんま吉本です。
しげぞうじいさん率いる家族の孫娘に恋人が現れ、
すったもんだ、といった感じ。
吉本との大きな違いは、アクロバティックな
東洋武術のパフォーマンスで魅せてくれること。
最初から最後まで、お客さんを楽しませることに
徹底しています。すっごく面白かった。お勧めです。
公演終了後、出演者がパンフレットに
サインしてくれます。写真撮影もOK。
パンフレット 5000ウォンなり。
午後6時、
そろそろ日も暮れて。
今回の旅のミッション その13
燈祭りを見る
JUMP劇場から、歩いてすぐに
清渓川(チョンゲチョン)があります。
ちょうど、ランタン祭りをやっていました。
川沿いの遊歩道は、あふれるほどの人でいっぱい。
とても綺麗。
モチーフは、
韓国の昔話から、
現代の庶民の生活から、
歴史絵巻から、南大門の模型まで。
完成度が高くて、素晴らしい。
色彩と光の饗宴です。
ファンタスティック!
アーティスティック!
夜間だけ、そして17日間だけの、
幻想的なアートフェスティバル。
見ることができてほんとにラッキーでした。
今回の旅のミッション その14
キムシドマで晩御飯
今日は、健脚コースです。
清渓川から光化門(クァンファムン)のライトアップを眺めながら景福宮駅まで歩きました。
そしてコネストの地図を頼りに、キムシドマを探します。
暗い通りを歩きながら、すこし不安になりました。
ここでまたYが、あった!あそこ!と叫びました。
ハングルの看板が読めるYってすごい!
オフィスビルの地下にあるお店に着いても、まだ不安な母。
入口は木の引き戸になっていて、お店の中は見えません。
そして扉には、なにやらハングル語が・・・。
「ほんとに、キムシドマって書いてある?」
再度Yに確認する母。
間違いないようです。
母が戸惑っていると、Yが扉を開けてくれました。
お店の中は板ばりの床にテーブルがあり、腰を下ろして食べるスタイル。
韓国人のおじさんグループ、家族連れ、サラリーマン、カップル、そして日本人観光客らしき人が数組。
午後6時半、土曜日の夜、賑わっていました。
席は空いていたので、すぐに通してもらえました。
実は昨日の夜、ホテルのフロントでキムシドマの予約を頼みました。
ホテルのボーイさんが電話をしてくれたのですが、なにやら電話口で少し口論に。
電話を切ったあと、「2人なら予約はいらない、と言ってますよ。」とボーイさん。
ほんとに大丈夫なんだろうかと心配していました。
ここは「美しき日々」でソンジェ役をやった、リュ・シウォンの叔母さまのお店です。
化学調味料を一切使わない、辛くない繊細な
韓国家庭料理が食べられるお店。
ソウルに来たら、ぜひ行ってみたかったお店です。
リュ・シウォンの好きなものばかりという、
Aコースを注文しました。
コース料理の最初は、
宮廷トッポギ
野菜たっぷりの辛くないトッポギ。
優しくてヘルシーな味です。
もちろんキムチ2種はサービスです。
2品目
トマムノ
茹でタコのお刺身
やわらかでした。
3品目
トマスユ
豚の五枚肉を茹でたもの
脂身が多い部位なのに、
不思議と脂っぽくなくてあっさり。
柔らかくてとてもおいしい豚でした。
特製だれとよくあいます。
4品目
ピンデット
小麦粉ではなく、大豆の粉で焼いたお好み焼き。
表面がカリッと焼けて香ばしい。
これはマッコリがほしくなる味です。
つけダレも辛くなくて、ほんとに美味しい。
マッコリのいちばん小さいの、
3000ウォンを1つ注文しました。
金属製の小どんぶりになみなみと入って出てきました。
そして、お店のお姉さんが親切に、
空の器を1つ持ってきてくれました。
Yと2人で仲良くわけっこ。
かんぱ~い!お疲れ様!
このマッコリ、甘ったるくなくて、爽やかな飲み口。
とっても美味しい。
Yもおいしい!と飲み干しました。
Yはもしかして、酒豪の血をひいてる?
5品目
カルグクス
コース料理の最後の品。
この麺は絶品です。
魚のだしのスープが薄味ですが、
うまみたっぷりでとても上品な味。
スープを全部、飲み干してしまいたくなる味です。
半分ほど食べたところに、小さな蓋つきの陶製の
壷を持ったおじさまが現れました。
「ちょっと待って。」と日本語で。
そして、壷の中のネギの入った醤油だれを2さじ3さじ、入れてくれました。
このたれを入れたら、さらに味に深みが増しました。
う~ん!美味です。うなってしまうほど。
あのおじさま、キムさんのご主人だったのかな?
キムシドマ、
キムさんのおうちで、家庭料理でもてなしてもらってる雰囲気になれる素敵なお店です。
家庭料理らしく、気取ったものはありませんが、
どの料理も細かいところで手を抜いていない本物の味がしました。
Aコース 30000ウォン
マッコリ 3000ウォン
2人で合計、63000ウォンなり。
マシッソョ!(おいしい!)
おいしい夕食の後は、景福宮の駅から地下鉄に乗り明洞へ。
景福宮は3号線なので、忠武路(チュンムロ)で4号線に乗り換えです。
明洞のSPAOのビルへ。
韓国で人気の、
韓国版ファストファッションです。
イメージモデルは、スーパージュニアと少女時代。
このビルの4階に、K-POPコーナーがあります。
Yが、写真に見とれている間に、
母は、4階のビルの窓から明洞の夜の街を眺めていました。
夜の8時40分。
もうすぐ9時になろうというのに、
明洞の通りは、まっすぐに歩けないほど
人であふれています。そして、
この通りの向こうに、素敵な出会いが待っていた。
今回の旅のミッション その15
スーパーマーケットでヨンニーに会う
ソウルに旅立つ前に親友のTちゃんから、
明洞に行ったらヨンニーに会ってきてと、
頼まれていました。
ミッション インポッシブル!!
スーパーマーケットは、明洞にある若者に人気のセレクトショップ。
そこの店員さんのヨンニーと親友のTちゃんが旅行の時に親しくなり、写真と手紙を預かっていました。
人ごみをかきわけながらお店を探します。
たぶん、この辺りにあるはず。
ありました。スーパーマーケット!
お店の奥に、黒いドレスを着た女の子が立っていました。
名前も聞かなかったけれど、
なぜだか、彼女がヨンニーだとわかってしまったのです。
写真を持ったYがヨンニーに向かって歩くと、
そこに、ひとすじの道ができたようにすいこまれました。
不思議なことってほんとうにあるんです。
彼女は、「どうしてこの写真だけで、私ってわかったんですか~!」と、
舌足らずな日本語で話してくれました。
「さっきまで食事に行っていて、今もどったところなんです。」
「どきどきしました。」 とてもかわいい人。
私達が会いに行ったこと、ほんとうに喜んでくれました。
ミッション ポッシブル!
今日は、日韓親善大使となった日。
これも素敵な旅の思い出になりました。
その後は夜の11時過ぎに明洞のお店が閉まるまで、お買い物を楽しみました。
掘り出し物は、H&Mで見つけたサウスパークのクリスマストランクス。
これは、ジャッキーとたまへいが大喜びすること間違いなし。
目覚ましが朝6時に鳴りました。まだ眠いよ~。
それでも7時過ぎには起きて出かける準備。
ホテルから、朝の明洞の街をお散歩です。
今回の旅のミッション その6
チンソンソルロンタンで朝食を
韓国旅行に行く前に、韓国ドラマを見て予習しました。
母は、にわか韓流ファンです。
このお店が、ドラマ「華麗なる遺産」のモデルのお店。
24時間営業なので、朝早くても大丈夫。
お店はたぶんこの辺だろうと歩いていても、
看板がハングルなので母にはまったく読めません。
遥か彼方からYが、あった!あそこ!と叫びました。
ハングルが読めるY、すごい!
朝7時40分 いただきま~す。
注文すると、すぐ出てきます。
ソルロンタンは、牛の骨、肉、内臓などをスープが
白濁するまで煮込んだスープ。
ほとんど味はついてないので、塩を入れて、
御飯やキムチを入れて食べます。
御飯とキムチがついて1人前7000ウォンなり。
とってもやさしい味です。
朝ごはんにぴったり。
各テーブルにキムチのポットが作りつけになってます。
ソヌファンがキムチをはさみでカットしていたあれです。
白菜と大根のキムチはおかわり自由。
ドラマと同じ制服を着た店員さん達もいます。
レジのおばさんに、「写真撮って下さい。」
と頼みました。
え~私とですか~?って感じで、照れまくり。
それでも、にっこり笑顔で一緒に写真を撮ってくれました。
社員教育がいいのは、ドラマと同じ?
今回の旅のミッション その7
明洞大聖堂とマリア像を見る
ソウルに行くと言ったら、おじいちゃんとおばあちゃんに
ぜひ見てきなさいと言われた明洞大聖堂。
韓国カトリックの総本山です。
1898年建築 韓国最初の煉瓦聖堂です。
聖堂の前には、韓国風のキリスト像があります。
素晴らしいゴシック様式の建築で内部のステンドグラスも美しい。
聖堂内部の壁にある、十字架の道行きのレリーフが印象的でした。
韓国の作家さんらしい、独特の雰囲気がありました。
そしてここ明洞大聖堂は、
ドラマ「美しき日々」の舞台でもあるのです。
韓国旅行の予習のつもりで見ていたドラマですが、
これには、寝不足になるほどはまってしまった。
聖堂裏手にあるマリア像です。
これが、ミンチョル(イビョンホン)が
二度目のプロポーズをした場所かな?
なんか違うなあ?
あとから調べてわかったのですが、
明洞大聖堂にはマリア像が2つあります。
ドラマの舞台は、聖堂裏手にあるものではなく、
教会へ向かう坂道の左にあるカトリック会館のマリア様でした。
残念!
見逃しちゃいました。
次回ソウルに来た時は、必ず見なくちゃ。
聖堂裏のマリア像の左手には献金箱があります。
ハングルは読めませんが、たぶん
小さいロウソク 2000ウォン
大きいロウソク 1000ウォン
小さなピンクのロウソクに灯りを灯しました。
とっても素敵。
昨日の夜のソウルの喧騒からはうって変わって
心あらわれるひと時です。
明洞の街の真ん中に、
こんなに静かで落ち着ける場所があったんです。
今回の旅のミッション その8
I’m Real を飲む
口コミで噂の I’m Real
聖堂を見た帰り道のコンビニでゲットしました。
Yはストロベリー 2700ウォンなり。
母はキーウィー 2900ウォンなり。
とろーり濃厚な100%フレッシュジュース。
おいしい!
そして、I’m Real の棚の横には、
「華麗なる遺産」のウヌが大好きな、
チョコ牛乳がたくさんならんでいましたよ。
さあ今日はホテルに8時50分にお迎えがきます。
今回の旅のミッション その9
ソウルで歴史遺産を見る
限られた時間を有効に使うため、日本からソウルナビで半日観光ツアーを予約しました。
はとバスのようなバスツアーを想像していたのですが、お客さんは私達2人だけ。
2人に専属のガイドさん付きなんて、嬉しい。
個人タクシーでまわり、ガイドのCHOさんが案内してくれました。いい雰囲気です。
車窓から景福宮の後ろにある大統領官邸 青瓦台(チョンワデ)を眺めました。
この辺りは警備が厳しく、通る車は必ずおまわりさんに呼びとめられます。
そして景福宮の裏手から入り、まず国立民族博物館を見学しました。
景福宮の後ろには北岳山(ブガッサン)が
そびえています。
日本の山とは随分形も違います。とっても韓国的。
韓国人は登山好き
今日もタクシーの車窓から、ゼッケンをつけた
たくさんの人がぞろぞろ歩いているのが見えました。
ネットで仲間を呼びかけて、みんなで山登りだそう。
楽しそうですね。
北岳山は、CHOさんも登ったことあるそうです。
次回ソウルに来た時は、山登りしてみたい!
王宮内はかなり広いです。
装飾の美しい煙突や、
隠し文字のある門柱の説明を聞きながら、
正殿にたどりつきました。
これが景福宮(キョンボックン)の正殿です。
そして10時から、
守門将交代儀式を見ました。
衣装が色鮮やかでとても綺麗。
CHOさんとタクシーで移動して、
宗廟(チョンミョ)に到着。世界遺産です。
ここは歴代の王と王妃の位牌が祀られている
神聖な場所です。
道が3つに分かれています。
真ん中の道は、魂の通る道。歩いてはいけません。
宗廟は、ソウルの中心地にありながら緑が多く
落ち着ける素敵な癒しの場所です。
ソウル市民は入場料が無料なので、おじいちゃん、
おばあちゃんの憩いの場所になっているそうです。
これが、宗廟の正殿です。
歴代の王が増えるたび増築されていったので
左右にとても長い建物です。
この中に位牌が祀られています。
韓国の位牌には穴があいているそうです。
魂の通り道
ソウルは1週間前に紅葉が終わりました。
その後、雨が降り、木々の葉が落ちました。
これから本格的な寒い冬がはじまります。
日本よりも肌寒く感じましたが、
まだ真冬のコートを着るには早い、冬の入口でした。
いい季節に来ることができました。
宗廟の境内に残る、散りゆく紅葉。
ここからまたタクシーで、仁寺洞(インサドン)に
移動しました。
CHOさんと一緒に仁寺洞のメインストリートを
歩きました。
伝統茶院に行きたいんだけど、と
コネストの地図を見せました。
メインストリートから1本入ったわかりにくい場所。
ごちゃごちゃした細い路地の突きあたりにあります。
CHOさんも2人くらいに道を尋ねながら
案内してくれました。
日本ではどのガイドブックにも載ってる
超有名店ですが、
CHOさんは、はじめて来ました、とのこと。
現地の人は意外と知らないんですね。不思議なものです。
CHOさんが、「いい雰囲気のところですね。私も今度こようと思います。」
「それでは、2人の時間をお楽しみ下さい。なごりおしいですが・・・。」と言って別れました。
Xジャパンとキムタクとワンピースのチョッパーが大好きなCHOさん。
なごりおしい、なんて言われて後ろ髪ひかれる思いがしました。
Yが走って呼び止めて、お店の前で一緒に記念撮影。
CHOさんとお喋りしながらの観光、なんだか友達と歩いてるみたいで楽しかった。
もしYと2人だったら、こんなに短時間で要領よくまわれなかったと思います。
現地払いで、ガイド料1人35000ウォンなり。(入場料込)
にじゅうまる◎です。
AM11時50分
今回の旅のミッション その10
伝統茶院でお茶する
母は、手前のなつめ茶 7000ウォン
神経質や不眠症にききます。
Yは、奥の菊の花茶 7000ウォン
目をあかるくします。
そして、お餅の盛り合わせ 5000ウォン
2人で19000ウォンなり
最初、入口付近の椅子席に案内されたのですが、
奥の小部屋があいてる様子。
お兄さんに頼むと通してくれました。
引き出しのついた骨董品のような小さな木の机。
窓からは、素敵な中庭が眺められます。
なつめ茶は甘くて濃厚。
菊の花茶は、菊の花がかおります。
疲れた体に、ここちよいひととき。癒されます。
ここは中庭を囲むように、別棟になったギャラリーが
数棟あります。
絵画、陶芸、ポジャギなど素敵な作品が並びます。
このギャラリーで陶芸を展示していた作家さんの作品で、素敵な一輪挿しを見つけました。
おばあちゃんへのお土産にぴったり。
そして、インドの絵を描く韓国人の女性の個展もあり、なぜか彼女の絵にとても心惹かれました。
彼女は英語を話すので、意思の疎通ができました。
1枚1枚、絵の説明をして下さり、ポストカードとパンフレットまでプレゼントしてくれました。
素敵な出会いでした。
韓国で見たインドの絵。
インドは次にYが行きたいと思っている国です。なにか未来につながる縁を感じました。
一息ついた後は、仁寺洞をぶらぶら。
ここが、サムジキルの階段のところ。
「華麗なる遺産」で、
ファンとウンソンがはじめてデートした
待ち合わせ場所。
なんだか、今にもウンソンが柱の影から
飛び出してきそう!
サムジキルはとても楽しい場所。
吹き抜けの中庭をはさんで4階建てです。
スロープになっているので、お店を見ながら
階段を登らなくても上まであがれます。
土曜日は、ソウルっ子も観光客もいっぱい。
にぎやかです。
CHOさんに教えてもらった、
いつも並んでる人気のホットクの屋台。
鉄板で焼くんだと思ってましたが、
鉄板に油をはって、揚げています。
揚げることで中の黒砂糖が溶けて
ジャム状になります。
おやきというより、揚げパンです。
ホットク1個 1000ウォンなり。
並んで買いました。
揚げたてをふ~ふ~しながら、美味し~い!
CHOさんに美味しいと教えてもらった
角の餅菓子屋さん。
韓国人はお餅が好き。
お店の中をのぞいてみると、
あっ!
これは、伝統茶院で出た餅菓子と同じです。
伝統茶院に卸してるんですね。
餅菓子1個 1000~1500ウォンなり。
甘さ控えめです。
日本に持って帰って硬くなったら、
少しレンジにかけると柔らかくなりますよ。
今回の旅のミッション その11
屋台で焼き栗を買う
やきぐり、やきぐり、ありました。
これがほんとの石焼き栗。
石の上で焼いてます。
自然の甘さで、ほんのりあったか。
道々、皮を剥きながら。
1袋3000ウォンなり。
今回の旅のミッション その12
JUMP公演を見る
お土産屋さんを覘きながら仁寺洞の
メインストリートを下ると、鍾路(チョンノ)に出ます。
ありました!JUMP劇場。
日本からソウルナビで予約しました。
R席 3400円なり。先払いです。
R席は50000ウォンとなっていたので、
いいレートです。
前から2列目の真ん中の席。とてもいい席でした。
ソウルナビでの予約、お勧めです。
公演は4時から。
まだ少し時間があるので鍾路の街を鍾ブラ。
ピアノ通りの露店でYはピアスを物色。
その横にポンデギ、ありました。
蚕のさなぎです。
日本でいったら蜂の子のような感じ。
たんぱく質たっぷりで栄養満点だそうですが、
ちょっと、食べる勇気がなかった。
午後3時半
そろそろ時間なので、JUMP劇場に戻りました。
地下の劇場に降りる階段の踊り場の壁画です。
JUMPのストーリーは、まんま吉本です。
しげぞうじいさん率いる家族の孫娘に恋人が現れ、
すったもんだ、といった感じ。
吉本との大きな違いは、アクロバティックな
東洋武術のパフォーマンスで魅せてくれること。
最初から最後まで、お客さんを楽しませることに
徹底しています。すっごく面白かった。お勧めです。
公演終了後、出演者がパンフレットに
サインしてくれます。写真撮影もOK。
パンフレット 5000ウォンなり。
午後6時、
そろそろ日も暮れて。
今回の旅のミッション その13
燈祭りを見る
JUMP劇場から、歩いてすぐに
清渓川(チョンゲチョン)があります。
ちょうど、ランタン祭りをやっていました。
川沿いの遊歩道は、あふれるほどの人でいっぱい。
とても綺麗。
モチーフは、
韓国の昔話から、
現代の庶民の生活から、
歴史絵巻から、南大門の模型まで。
完成度が高くて、素晴らしい。
色彩と光の饗宴です。
ファンタスティック!
アーティスティック!
夜間だけ、そして17日間だけの、
幻想的なアートフェスティバル。
見ることができてほんとにラッキーでした。
今回の旅のミッション その14
キムシドマで晩御飯
今日は、健脚コースです。
清渓川から光化門(クァンファムン)のライトアップを眺めながら景福宮駅まで歩きました。
そしてコネストの地図を頼りに、キムシドマを探します。
暗い通りを歩きながら、すこし不安になりました。
ここでまたYが、あった!あそこ!と叫びました。
ハングルの看板が読めるYってすごい!
オフィスビルの地下にあるお店に着いても、まだ不安な母。
入口は木の引き戸になっていて、お店の中は見えません。
そして扉には、なにやらハングル語が・・・。
「ほんとに、キムシドマって書いてある?」
再度Yに確認する母。
間違いないようです。
母が戸惑っていると、Yが扉を開けてくれました。
お店の中は板ばりの床にテーブルがあり、腰を下ろして食べるスタイル。
韓国人のおじさんグループ、家族連れ、サラリーマン、カップル、そして日本人観光客らしき人が数組。
午後6時半、土曜日の夜、賑わっていました。
席は空いていたので、すぐに通してもらえました。
実は昨日の夜、ホテルのフロントでキムシドマの予約を頼みました。
ホテルのボーイさんが電話をしてくれたのですが、なにやら電話口で少し口論に。
電話を切ったあと、「2人なら予約はいらない、と言ってますよ。」とボーイさん。
ほんとに大丈夫なんだろうかと心配していました。
ここは「美しき日々」でソンジェ役をやった、リュ・シウォンの叔母さまのお店です。
化学調味料を一切使わない、辛くない繊細な
韓国家庭料理が食べられるお店。
ソウルに来たら、ぜひ行ってみたかったお店です。
リュ・シウォンの好きなものばかりという、
Aコースを注文しました。
コース料理の最初は、
宮廷トッポギ
野菜たっぷりの辛くないトッポギ。
優しくてヘルシーな味です。
もちろんキムチ2種はサービスです。
2品目
トマムノ
茹でタコのお刺身
やわらかでした。
3品目
トマスユ
豚の五枚肉を茹でたもの
脂身が多い部位なのに、
不思議と脂っぽくなくてあっさり。
柔らかくてとてもおいしい豚でした。
特製だれとよくあいます。
4品目
ピンデット
小麦粉ではなく、大豆の粉で焼いたお好み焼き。
表面がカリッと焼けて香ばしい。
これはマッコリがほしくなる味です。
つけダレも辛くなくて、ほんとに美味しい。
マッコリのいちばん小さいの、
3000ウォンを1つ注文しました。
金属製の小どんぶりになみなみと入って出てきました。
そして、お店のお姉さんが親切に、
空の器を1つ持ってきてくれました。
Yと2人で仲良くわけっこ。
かんぱ~い!お疲れ様!
このマッコリ、甘ったるくなくて、爽やかな飲み口。
とっても美味しい。
Yもおいしい!と飲み干しました。
Yはもしかして、酒豪の血をひいてる?
5品目
カルグクス
コース料理の最後の品。
この麺は絶品です。
魚のだしのスープが薄味ですが、
うまみたっぷりでとても上品な味。
スープを全部、飲み干してしまいたくなる味です。
半分ほど食べたところに、小さな蓋つきの陶製の
壷を持ったおじさまが現れました。
「ちょっと待って。」と日本語で。
そして、壷の中のネギの入った醤油だれを2さじ3さじ、入れてくれました。
このたれを入れたら、さらに味に深みが増しました。
う~ん!美味です。うなってしまうほど。
あのおじさま、キムさんのご主人だったのかな?
キムシドマ、
キムさんのおうちで、家庭料理でもてなしてもらってる雰囲気になれる素敵なお店です。
家庭料理らしく、気取ったものはありませんが、
どの料理も細かいところで手を抜いていない本物の味がしました。
Aコース 30000ウォン
マッコリ 3000ウォン
2人で合計、63000ウォンなり。
マシッソョ!(おいしい!)
おいしい夕食の後は、景福宮の駅から地下鉄に乗り明洞へ。
景福宮は3号線なので、忠武路(チュンムロ)で4号線に乗り換えです。
明洞のSPAOのビルへ。
韓国で人気の、
韓国版ファストファッションです。
イメージモデルは、スーパージュニアと少女時代。
このビルの4階に、K-POPコーナーがあります。
Yが、写真に見とれている間に、
母は、4階のビルの窓から明洞の夜の街を眺めていました。
夜の8時40分。
もうすぐ9時になろうというのに、
明洞の通りは、まっすぐに歩けないほど
人であふれています。そして、
この通りの向こうに、素敵な出会いが待っていた。
今回の旅のミッション その15
スーパーマーケットでヨンニーに会う
ソウルに旅立つ前に親友のTちゃんから、
明洞に行ったらヨンニーに会ってきてと、
頼まれていました。
ミッション インポッシブル!!
スーパーマーケットは、明洞にある若者に人気のセレクトショップ。
そこの店員さんのヨンニーと親友のTちゃんが旅行の時に親しくなり、写真と手紙を預かっていました。
人ごみをかきわけながらお店を探します。
たぶん、この辺りにあるはず。
ありました。スーパーマーケット!
お店の奥に、黒いドレスを着た女の子が立っていました。
名前も聞かなかったけれど、
なぜだか、彼女がヨンニーだとわかってしまったのです。
写真を持ったYがヨンニーに向かって歩くと、
そこに、ひとすじの道ができたようにすいこまれました。
不思議なことってほんとうにあるんです。
彼女は、「どうしてこの写真だけで、私ってわかったんですか~!」と、
舌足らずな日本語で話してくれました。
「さっきまで食事に行っていて、今もどったところなんです。」
「どきどきしました。」 とてもかわいい人。
私達が会いに行ったこと、ほんとうに喜んでくれました。
ミッション ポッシブル!
今日は、日韓親善大使となった日。
これも素敵な旅の思い出になりました。
その後は夜の11時過ぎに明洞のお店が閉まるまで、お買い物を楽しみました。
掘り出し物は、H&Mで見つけたサウスパークのクリスマストランクス。
これは、ジャッキーとたまへいが大喜びすること間違いなし。
PR