片道ひとり旅
2009.06.14 |Category …旅行
今日はひとりでJR特急南紀に乗って紀伊長島まで行ってきました。名古屋から2時間のひとり旅です。
先頭車両の自由席はガラガラ、子供みたいに一番前の
運転手さんの後ろの席を陣取りました。
パノラマカーです。電車の旅は楽しいですね。
紀勢本線は、熊野灘に面する山あいをぬって走る単線で
終点の勝浦へと続きます。
のどかな田園風景を眺め、山あり、清流あり、トンネルを
いくつもくぐると紀伊長島港が見えてきました。
海岸線のすぐ近くに山が迫っている風景、
リアス式海岸とは、このことですね。海釣り、渓流釣り、
どちらも楽しめて釣り好きには絶好の場所です。
ちょうどお昼に目的地に到着です。駅に降りて改札口の駅員さんに、
「このあたりでどこか観光する所はありますか?」とたずねると、
「どこに行きたいの?」と逆にたずねられました。ほんとになにもない田舎の漁師町です。
今日は漁港の魚市場で港市をやっていると聞き、
歩いてみました。
お天気もよくてちょっと暑いくらい。
海風のかおりがして、きもちいい。
途中道に迷いながら長島漁港に着いたら、
すでに午後1時。
港市は閉店の後片付けがはじまっていました。
おいしそうなものがなにも食べられずに残念。
結局漁港前の食堂に入り、伊勢うどんを注文しました。はじめて食べました。
伊勢うどんは、ゆでたうどんにたまり醤油をからめて、生たまごをのっけて食べます。
食べているところに、たまおやじから電話がはいりました。
たまおやじとたまへいは、昨日の夜中に車で家を出て、
この近くの海野の船宿に船を出してもらって早朝から磯釣りをしていたのです。
母は、電車でおっかけしちゃいました。
もう陸にあがって漁港で釣りをしてるところだからと、車で迎えに来てくれました。
磯釣りには行けなかったけど、
母も海野の漁港で釣りをしました。
初心者の母でも、
しましまの魚や、
グレの小さいの、
ロウニンアジの小さいのも釣れましたよ。
多分、しましまは食べられないので、
リリースしました。
お土産を買って、帰り道は車の助手席です。
名物 さんま寿司
とらまき
かんからこぼし
かんからこぼしはカッパのことですって。
紀伊長島には、カッパ伝説があるそうです。
そしてクーラーボックスの中には、
たまおやじとたまへいが磯で釣った魚がいっぱいです。
母の磯デビューはいつになることでしょう?
母が磯釣りに行けなかったわけ
磯釣りは、船頭さんに沖まで船を出してもらい海原に浮かぶ岩山に降ろしてもらいます。
日の出とともに早朝5時くらいからお昼すぎまで。
船頭さんがお迎えに来てくれるまで7~8時間、海の孤島におきざりにされます。
さえぎるものはなにもなし、とげとげの岩で足場も悪く、もちろんトイレもなし。
一緒に行くのはかなりの覚悟がいりますね。
女性で磯釣り経験者の方の体験談、お待ちしてます。
先頭車両の自由席はガラガラ、子供みたいに一番前の
運転手さんの後ろの席を陣取りました。
パノラマカーです。電車の旅は楽しいですね。
紀勢本線は、熊野灘に面する山あいをぬって走る単線で
終点の勝浦へと続きます。
のどかな田園風景を眺め、山あり、清流あり、トンネルを
いくつもくぐると紀伊長島港が見えてきました。
海岸線のすぐ近くに山が迫っている風景、
リアス式海岸とは、このことですね。海釣り、渓流釣り、
どちらも楽しめて釣り好きには絶好の場所です。
ちょうどお昼に目的地に到着です。駅に降りて改札口の駅員さんに、
「このあたりでどこか観光する所はありますか?」とたずねると、
「どこに行きたいの?」と逆にたずねられました。ほんとになにもない田舎の漁師町です。
今日は漁港の魚市場で港市をやっていると聞き、
歩いてみました。
お天気もよくてちょっと暑いくらい。
海風のかおりがして、きもちいい。
途中道に迷いながら長島漁港に着いたら、
すでに午後1時。
港市は閉店の後片付けがはじまっていました。
おいしそうなものがなにも食べられずに残念。
結局漁港前の食堂に入り、伊勢うどんを注文しました。はじめて食べました。
伊勢うどんは、ゆでたうどんにたまり醤油をからめて、生たまごをのっけて食べます。
食べているところに、たまおやじから電話がはいりました。
たまおやじとたまへいは、昨日の夜中に車で家を出て、
この近くの海野の船宿に船を出してもらって早朝から磯釣りをしていたのです。
母は、電車でおっかけしちゃいました。
もう陸にあがって漁港で釣りをしてるところだからと、車で迎えに来てくれました。
磯釣りには行けなかったけど、
母も海野の漁港で釣りをしました。
初心者の母でも、
しましまの魚や、
グレの小さいの、
ロウニンアジの小さいのも釣れましたよ。
多分、しましまは食べられないので、
リリースしました。
お土産を買って、帰り道は車の助手席です。
名物 さんま寿司
とらまき
かんからこぼし
かんからこぼしはカッパのことですって。
紀伊長島には、カッパ伝説があるそうです。
そしてクーラーボックスの中には、
たまおやじとたまへいが磯で釣った魚がいっぱいです。
母の磯デビューはいつになることでしょう?
母が磯釣りに行けなかったわけ
磯釣りは、船頭さんに沖まで船を出してもらい海原に浮かぶ岩山に降ろしてもらいます。
日の出とともに早朝5時くらいからお昼すぎまで。
船頭さんがお迎えに来てくれるまで7~8時間、海の孤島におきざりにされます。
さえぎるものはなにもなし、とげとげの岩で足場も悪く、もちろんトイレもなし。
一緒に行くのはかなりの覚悟がいりますね。
女性で磯釣り経験者の方の体験談、お待ちしてます。
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はじめての日帰りバスツアー
2009.05.05 |Category …旅行
今日は、日帰りバスツアーにはじめて参加しました。
「室生寺のしゃくなげと長谷寺のぼたん」 奈良の古寺をめぐるツアーです。
実家の一族と一緒に8人で、たまおやじとアボリーゼはお留守番でした。
室生寺は、奥深い山の中にあります。
朱塗りの太鼓橋を渡るとお寺の入口です。
本堂の後ろの石段を登ると美しい檜皮葺(ひはだぶき)の
五重塔があります。
平安時代初頭の建立と云われます。
五重塔から奥へ、杉の大木が鬱蒼と立ち並ぶ石段を登って
行くと奥の院へと続きます。
自由散策時間は1時間、行けるところまで行ってみようと
登り始めた石段は、登り始めたら最後、あとには引き返せなく
なってしまいました。
急な石段が延々と続き、途中で何度も息切れしながらやっとの
思いで頂上の奥の院にたどりつきました。
バスの集合時間はギリギリでしたが、頑張って登った甲斐ありました。
道の駅で昼食をとった後は、長谷寺へと向かいます。
本堂へと続く木造の屋根付き登廊です。
千社札がたくさん貼られた天井や柱を眺めながら
石段を登っていくのはとても風情がありました。
丁度、ご本尊の観音様の特別御開帳で、
観音様の御足(おみあし)に触れることができました。
木像に金箔を施された観音様ですが、
御足は400年もの間、多くの人の手によって
磨かれて飴色に輝いていました。
磨かれることによって足の部分は金箔もはがれおちたそうです。
木像も毎日手で磨くとあんなに美しくなることを知り感動しました。
美しくなるには長い年月、多くの人の手がかかるのですね。
本堂には清水寺のような舞台があります。
大和では、「初瀬の舞台から飛び降りる」と言うそうです。
舞台からは、雨に濡れた新緑のみどりが鮮やか。
奈良の山並みは、こんもりとしてとてもおだやかです。
バスの車窓からは、雨に濡れた緑の山々にところどころ
かすみがたって絵に描いたような景色を眺めました。
家の近くで見慣れた険しい山の景色とは随分違います。
今回の旅行で一番びっくりしたのは、おじいちゃんも
おばあちゃんも室生寺のあの急な石段を最後まで登った
こと。年をとってもあの元気さと好奇心旺盛なところ、
自分の親ながら感心しました。
地元発着のバスツアーで料金は拝観料も昼食代も含めて5,980円なり。
自分で企画する旅も楽しいのですが、こんな安価では行けませんよね。
ゴールデンウィークで大渋滞が予想されていた高速道路も、渋滞している区間は下道を走り、
トイレ休憩の時間もうまくずらして調整し予定通りの帰着でした。さすがプロです。感心しました。
バスの中ではおしゃべりしながら、疲れたらお昼寝もできて。すべてお膳立てしてもらえるのでらくちんです。
日帰りバスツアーってとっても魅力的です。
「室生寺のしゃくなげと長谷寺のぼたん」 奈良の古寺をめぐるツアーです。
実家の一族と一緒に8人で、たまおやじとアボリーゼはお留守番でした。
室生寺は、奥深い山の中にあります。
朱塗りの太鼓橋を渡るとお寺の入口です。
本堂の後ろの石段を登ると美しい檜皮葺(ひはだぶき)の
五重塔があります。
平安時代初頭の建立と云われます。
五重塔から奥へ、杉の大木が鬱蒼と立ち並ぶ石段を登って
行くと奥の院へと続きます。
自由散策時間は1時間、行けるところまで行ってみようと
登り始めた石段は、登り始めたら最後、あとには引き返せなく
なってしまいました。
急な石段が延々と続き、途中で何度も息切れしながらやっとの
思いで頂上の奥の院にたどりつきました。
バスの集合時間はギリギリでしたが、頑張って登った甲斐ありました。
道の駅で昼食をとった後は、長谷寺へと向かいます。
本堂へと続く木造の屋根付き登廊です。
千社札がたくさん貼られた天井や柱を眺めながら
石段を登っていくのはとても風情がありました。
丁度、ご本尊の観音様の特別御開帳で、
観音様の御足(おみあし)に触れることができました。
木像に金箔を施された観音様ですが、
御足は400年もの間、多くの人の手によって
磨かれて飴色に輝いていました。
磨かれることによって足の部分は金箔もはがれおちたそうです。
木像も毎日手で磨くとあんなに美しくなることを知り感動しました。
美しくなるには長い年月、多くの人の手がかかるのですね。
本堂には清水寺のような舞台があります。
大和では、「初瀬の舞台から飛び降りる」と言うそうです。
舞台からは、雨に濡れた新緑のみどりが鮮やか。
奈良の山並みは、こんもりとしてとてもおだやかです。
バスの車窓からは、雨に濡れた緑の山々にところどころ
かすみがたって絵に描いたような景色を眺めました。
家の近くで見慣れた険しい山の景色とは随分違います。
今回の旅行で一番びっくりしたのは、おじいちゃんも
おばあちゃんも室生寺のあの急な石段を最後まで登った
こと。年をとってもあの元気さと好奇心旺盛なところ、
自分の親ながら感心しました。
地元発着のバスツアーで料金は拝観料も昼食代も含めて5,980円なり。
自分で企画する旅も楽しいのですが、こんな安価では行けませんよね。
ゴールデンウィークで大渋滞が予想されていた高速道路も、渋滞している区間は下道を走り、
トイレ休憩の時間もうまくずらして調整し予定通りの帰着でした。さすがプロです。感心しました。
バスの中ではおしゃべりしながら、疲れたらお昼寝もできて。すべてお膳立てしてもらえるのでらくちんです。
日帰りバスツアーってとっても魅力的です。
松山旅行 2日目です。
2009.03.29 |Category …旅行
2日目 3月29日(日)
今回選んだのは素泊りの宿、「ホテルヴィラ道後」。道後温泉駅からも道後温泉本館からも歩いて5分です。
お世辞にも綺麗とは言えませんが、高級旅館が立ち並ぶ中、この立地条件でこのお値段なら満足です。
翌朝、道後温泉を散策しようと宿のご主人に道を尋ねると、道後の歴史、松山城の歴史など詳しく説明
して下さいました。時間があれば松山城も案内して下さるそうです。歴史好きにはお勧めの宿です。
朝の散歩に出かけるとちょうど駅前のカラクリ時計が動いていました。坊ちゃんの登場人物が飛び出します。
駅前の喫茶店でモーニングサービスの朝食をとりました。昼間の道後温泉もいい雰囲気です。
道後温泉の裏手にある湯神社(ゆじんじゃ)から、
道後温泉を空から眺めることができます。
昨日の夜は正面入口と横側だけ。改めて全体像を見ると
オー!ワンダフル!角度を変えて見るって大切ですね。
もう一度下に降りて道後温泉本館をぐるりと散策して
みたくなりました。歩いてみてわかったこと。
この複雑な木造建築は実はゆるやかな斜面の上に建って
いるんです。
正面入口のちょうど裏側にあたる緑の屋根の部分は、
皇族専用浴室、又新殿(ゆうしんでん)の入口でした。
庶民の入口とは違います。
道後温泉の北側に「玉の石」があります。
温泉の湯をかけると、病気平癒、縁結び、
商売繁盛のご利益があるそうです。
みんなでたくさんお湯をかけました。
道後温泉のシンボルは、白鷺と湯玉です。
いたるところにあります。
「玉の石」のすぐ右側にも、この湯玉がありました。
最初、この湯玉を「玉の石」だと思いこんで、
子供達に一生懸命お湯をかけさせていました。
あとから気づいて皆で大爆笑。
湯玉もずいぶんぬれちゃってピカピカになりました。
そしてこの湯玉の奥に、千尋が降りていった階段が
あったのです。
商店街にはよく似た団子屋さんがたくさんあります。
宿のご主人に聞いたら、昨日食べた団子屋さんは
坊ちゃんの団子屋ではありませんでした。
今日はちゃんと、「元祖つぼや」で坊ちゃん団子を食べて
お土産の団子も買いました。
そして道後公園の展望台から松山市街を眺め
ちょっとはやいお花見をしました。
長い石段を上ったところにある伊佐爾波神社(いさにわじんじゃ)です。
日曜日の朝、ちょうど結婚式を挙げているところでした。
これはおめでたい。
道後温泉を出発する前、駅前広場の足湯で最後の余韻を楽しんでいると、さきほど神社で
結婚式をあげていた花嫁さんが人力車に乗って降りてきました。
「まったく同じものを違う場所で見る。」2度目の体験がこれです。とても可憐な花嫁さんでした。
道後温泉から路面電車にのって、大街道で降りました。
ここから松山城のロープウェイ乗り場まで歩いて行きます。
松山城は小高い山の上にあります。
子供達は、ロープウェイよりもやっぱりリフトですね。
リフトで登っていくと右手に松山城が見えてきます。
天守閣から望む松山市街。むこうには三津浜港が見えます。
帰り道はリフトに乗らず、松山城の坂道をころがるように降りて、二の丸庭園にたどりつきました。
庭園には水琴窟があり、男の子達は水をかけまくって
神秘の水のサウンドを思う存分楽しんでいました。
その後は、大街道商店街を散策です。
繁華街をぶらぶら歩いていると、古めかしいパン屋さんを
発見しました。
松山の老舗 労研饅頭(ろうけんまんとう)です。
創業当時から受け継がれてきた酵母菌で発酵させた
蒸しパンで、味は全部で14種類。あん入りもあります。
みんなでチーズ味、ココア味などベンチに座ってさっそく
味見です。もっちもちでとってもおいしい懐かしの味です。
そしてまた商店街を歩いていると、「まったく同じものを違う場所で見る。」という3度目の
驚きの体験がありました。
商店街のなかに、大きなロバの絵の看板があらわれました。ロバのパン屋さんです。
お店のなかはひっそりとして売り子さんの姿もなし。日曜日なのに商売っけはまったくなし。
今日もまた移動販売車で松山の町を走っているんでしょうか?「ロバのパンはとってもからだにいいの。」
「ロバのかたパンは保存食にもぴったり。」お土産に買ってこればよかったね。
ついに松山旅行も終盤に入りました。
松山には坊ちゃん列車が走っています。
夏目漱石が、マッチ箱のような汽車と書いた通り
おもちゃのようにかわいい列車です。
大街道から松山市駅まで坊ちゃん列車に乗りました。
料金は路面電車の2倍の300円です。
車掌さんの制服もレトロです。
この坊ちゃん列車は終点の松山市駅に着くと、
手動で向きを変えます。
まず先頭車と客車をはずし、
先頭車をジャッキで持ち上げて方向を変えます。
そして向きを変えた先頭車に客車を人力で接続します。
車掌さん、ご苦労様です。
松山市駅から空港行きのシャトルバスに乗り松山空港
に移動しました。母と子4人の珍道中。
楽しかった松山ともこれでお別れです。
夕方6:15に小牧空港に到着予定の便だったので
今回の旅の最後のハイライト、
空の上から日本地図を楽しむことができました。
飛行機の窓からは伊勢湾とそこに流れこむ河川、海の上に浮かぶセントレア空港と知多半島を結ぶ橋、
名古屋駅や名古屋ドームもはっきりと見ることができました。
そしてラストは、空港付近の民家に墜落するようなスリリングを味わいながら小牧空港に無事着陸しました。
日常とはかけ離れた空間。旅はやめられないですね。
母のストレス発散はやっぱり旅とお買い物(見るだけでも満足)、そして女友達とのおしゃべりです。
帰ってから楽しかった松山旅行を思い出し、今度はどこに行こうかなと思いをはせているのです。
これで1年くらいはもちそうかな。安あがりですよね。
今回選んだのは素泊りの宿、「ホテルヴィラ道後」。道後温泉駅からも道後温泉本館からも歩いて5分です。
お世辞にも綺麗とは言えませんが、高級旅館が立ち並ぶ中、この立地条件でこのお値段なら満足です。
翌朝、道後温泉を散策しようと宿のご主人に道を尋ねると、道後の歴史、松山城の歴史など詳しく説明
して下さいました。時間があれば松山城も案内して下さるそうです。歴史好きにはお勧めの宿です。
朝の散歩に出かけるとちょうど駅前のカラクリ時計が動いていました。坊ちゃんの登場人物が飛び出します。
駅前の喫茶店でモーニングサービスの朝食をとりました。昼間の道後温泉もいい雰囲気です。
道後温泉の裏手にある湯神社(ゆじんじゃ)から、
道後温泉を空から眺めることができます。
昨日の夜は正面入口と横側だけ。改めて全体像を見ると
オー!ワンダフル!角度を変えて見るって大切ですね。
もう一度下に降りて道後温泉本館をぐるりと散策して
みたくなりました。歩いてみてわかったこと。
この複雑な木造建築は実はゆるやかな斜面の上に建って
いるんです。
正面入口のちょうど裏側にあたる緑の屋根の部分は、
皇族専用浴室、又新殿(ゆうしんでん)の入口でした。
庶民の入口とは違います。
道後温泉の北側に「玉の石」があります。
温泉の湯をかけると、病気平癒、縁結び、
商売繁盛のご利益があるそうです。
みんなでたくさんお湯をかけました。
道後温泉のシンボルは、白鷺と湯玉です。
いたるところにあります。
「玉の石」のすぐ右側にも、この湯玉がありました。
最初、この湯玉を「玉の石」だと思いこんで、
子供達に一生懸命お湯をかけさせていました。
あとから気づいて皆で大爆笑。
湯玉もずいぶんぬれちゃってピカピカになりました。
そしてこの湯玉の奥に、千尋が降りていった階段が
あったのです。
商店街にはよく似た団子屋さんがたくさんあります。
宿のご主人に聞いたら、昨日食べた団子屋さんは
坊ちゃんの団子屋ではありませんでした。
今日はちゃんと、「元祖つぼや」で坊ちゃん団子を食べて
お土産の団子も買いました。
そして道後公園の展望台から松山市街を眺め
ちょっとはやいお花見をしました。
長い石段を上ったところにある伊佐爾波神社(いさにわじんじゃ)です。
日曜日の朝、ちょうど結婚式を挙げているところでした。
これはおめでたい。
道後温泉を出発する前、駅前広場の足湯で最後の余韻を楽しんでいると、さきほど神社で
結婚式をあげていた花嫁さんが人力車に乗って降りてきました。
「まったく同じものを違う場所で見る。」2度目の体験がこれです。とても可憐な花嫁さんでした。
道後温泉から路面電車にのって、大街道で降りました。
ここから松山城のロープウェイ乗り場まで歩いて行きます。
松山城は小高い山の上にあります。
子供達は、ロープウェイよりもやっぱりリフトですね。
リフトで登っていくと右手に松山城が見えてきます。
天守閣から望む松山市街。むこうには三津浜港が見えます。
帰り道はリフトに乗らず、松山城の坂道をころがるように降りて、二の丸庭園にたどりつきました。
庭園には水琴窟があり、男の子達は水をかけまくって
神秘の水のサウンドを思う存分楽しんでいました。
その後は、大街道商店街を散策です。
繁華街をぶらぶら歩いていると、古めかしいパン屋さんを
発見しました。
松山の老舗 労研饅頭(ろうけんまんとう)です。
創業当時から受け継がれてきた酵母菌で発酵させた
蒸しパンで、味は全部で14種類。あん入りもあります。
みんなでチーズ味、ココア味などベンチに座ってさっそく
味見です。もっちもちでとってもおいしい懐かしの味です。
そしてまた商店街を歩いていると、「まったく同じものを違う場所で見る。」という3度目の
驚きの体験がありました。
商店街のなかに、大きなロバの絵の看板があらわれました。ロバのパン屋さんです。
お店のなかはひっそりとして売り子さんの姿もなし。日曜日なのに商売っけはまったくなし。
今日もまた移動販売車で松山の町を走っているんでしょうか?「ロバのパンはとってもからだにいいの。」
「ロバのかたパンは保存食にもぴったり。」お土産に買ってこればよかったね。
ついに松山旅行も終盤に入りました。
松山には坊ちゃん列車が走っています。
夏目漱石が、マッチ箱のような汽車と書いた通り
おもちゃのようにかわいい列車です。
大街道から松山市駅まで坊ちゃん列車に乗りました。
料金は路面電車の2倍の300円です。
車掌さんの制服もレトロです。
この坊ちゃん列車は終点の松山市駅に着くと、
手動で向きを変えます。
まず先頭車と客車をはずし、
先頭車をジャッキで持ち上げて方向を変えます。
そして向きを変えた先頭車に客車を人力で接続します。
車掌さん、ご苦労様です。
松山市駅から空港行きのシャトルバスに乗り松山空港
に移動しました。母と子4人の珍道中。
楽しかった松山ともこれでお別れです。
夕方6:15に小牧空港に到着予定の便だったので
今回の旅の最後のハイライト、
空の上から日本地図を楽しむことができました。
飛行機の窓からは伊勢湾とそこに流れこむ河川、海の上に浮かぶセントレア空港と知多半島を結ぶ橋、
名古屋駅や名古屋ドームもはっきりと見ることができました。
そしてラストは、空港付近の民家に墜落するようなスリリングを味わいながら小牧空港に無事着陸しました。
日常とはかけ離れた空間。旅はやめられないですね。
母のストレス発散はやっぱり旅とお買い物(見るだけでも満足)、そして女友達とのおしゃべりです。
帰ってから楽しかった松山旅行を思い出し、今度はどこに行こうかなと思いをはせているのです。
これで1年くらいはもちそうかな。安あがりですよね。