しまなみ海道と道後温泉の旅
2009.03.29 |Category …旅行
3月28、29日の土日に愛媛県の松山市に行ってきました。
平日は仕事のお休みがとれないので、1泊2日をフルに楽しむため空の旅です。
早朝の便で小牧空港を出発、1時間で松山空港に到着です。
2ヶ月以上前からJALの先割チケットを予約して、指折り数えて待っていました。
1日目 3月28日(土)
空港からリムジンバスでJR松山駅に移動、特急しおかぜに乗ります。今治まで40分の列車の旅です。
車窓からポンジュースの工場を眺めながら、愛媛に着いたことを実感しました。
今回の旅の1日目は、しまなみ海道サイクリングです。
しまなみ海道は、愛媛県の今治市から広島県の尾道まで瀬戸内の島々を橋でむすんだ道路です。
そこには全長約70キロ、日本初の海峡を横断するサイクリングロードがあります。
今治のサイクリングターミナル、サンライズ糸山を10:30に出発しました。
広島まで行ってしまうと戻ってこれないので、今回は大島まで半日サイクリングを楽しみます。
全長4045メートルの来島海峡大橋です。長い海の上の道を自転車で渡ります。
まだ朝の風は冷たくて、耳が痛くなるほどでした。
橋の上は、右端が原付専用道、左端が自転車歩行者専用道になっていて歩いて渡ることもできます。
そして中央が自動車専用道です。
右側を80キロ強のスピードで車がビュンビュン飛ばして行き、左側ははるか下方に真っ青な海。
右に寄るのも、左に寄るのも怖くて景色を楽しむ余裕もありません。
海はこんなにきれいで、瀬戸内の島々も眺められます。潮のながれによっては、うず潮が見られる
こともあるそうですが、今日はこんなにかわいい赤ちゃんうず潮が生まれては消えていました。
途中、馬島に料金所があり自転車は200円を支払います。
橋を渡りきると大島に到着です。道の駅「よしうみいきいき館」で海鮮炭焼の昼食です。
好きな食材を選び、七輪で炭焼にしていただきます。
ここでしか食べられないものに挑戦しようと選んだのが、幻の貝と言われる大島産の瀬戸貝です。
カラス貝の化け物のような貝でまさに幻の味でした。
そしてまだ生きているたこの足を焼いたり、マテ貝も初体験しました。
マテ貝は筒型になった貝で焼くと縦に2つに割れます。かなりグロテスクです。
思わずお店のおばちゃんに、「どこからどこまで食べられますか?」と聞いてしまいました。
もちろん全部食べられますが、姿を見ないで食べることをお勧めします。
そして目の前で揚げてくれる、島じゃこ天もいただきました。
すり身を練って、じゃこ天の形に穴のあいた板で型抜きして、揚げ鍋に入れていきます。
揚げたてを串にさして1枚100円です。あつあつでふわふわでとってもおいし~い。
大島の自転車道を走っていると、「日本縦断の旅」と書かれたカードをさげて自転車で走っている青年と
すれ違いました。思わず、「がんばってください!」と声をかけました。
その後は、のんびりと海沿いの道を走ります。
島には造船所があり、すれ違う車も人もいない海岸沿いの道はのどかでひっそりとしています。
海がきらきらしてとてもきれい。
母が海の美しさに目を奪われている間、さすが男の子達は目のつけどころが違いました。
海岸の岩場で見つけたのは、たまへいの白いカニ、ジャッキーの3色のカニ、
そしてやどかりさんでした。
前方の来島海峡大橋を眺めながら、「あんなに長い橋を渡ってきたんだね。」としばし感慨にふけりました。
そしてこの先の港で、ロバのパンの販売車に出会いました。
「みんな~げんき!ロバのパンですよ~!」どこまでものどかな島の風景でした。
そしてまた、しまなみ海道でいちばん長い橋を渡って帰り道につきました。帰りは自転車にも随分慣れ
景色を楽しむ余裕も出てきました。サイクリングターミナルにたどりついたのは、3:30頃です。
今治からJR特急で松山駅にもどりました。
自転車の旅の疲れを癒すため、向かうのは
道後温泉です。
松山には路面電車が走っています。
松山駅から道後温泉まで約30分。
のんびり路面電車にゆられて行きます。
お堀端をぬけ、山の上にそびえる松山城を眺めながら
松山一の繁華街、大街道へと続きます。
終点の道後温泉まで、景色を楽しみながら。
どこまでいっても150円です。
今回の道後温泉の旅では、「まったく同じものを違う場所で見る。」という不思議な体験が3度もありました。
夕方、道後温泉に到着すると駅前広場にいたのは、
今日の昼間、大島で自転車に乗ってすれ違った日本縦断の旅の青年です。
彼の名は、あくしゅびと ぽりおさん。
日本縦断あくしゅの旅を2月に沖縄からスタートして、人とのつながりに感謝しながらたくさんの人と
あくしゅをして旅をしているそうです。
日本縦断の旅をはじめたのは病気をしたことがきっかけだったそうです。
晩御飯は宿のご主人のお勧めの大黒屋さんで、松山名物 鯛釜めしをいただきました。
だしがきいてとってもおいし~い。鯛もやわらかでした。
道後の商店街をぬけると見えてくるのが道後温泉本館です。夏目漱石の「坊ちゃん」や
「千と千尋の神隠し」のモデルとなったと言われる日本最古の温泉です。
明治27年に建てられた木造三層楼で堂々の風格です。夜のライトアップもとてもきれい。
坊ちゃんはいつも3階の新築上等に入っていたという道後温泉。コースがいろいろ選べます。
お風呂に入浴するだけなら400円。
貸し浴衣を着て2階の休憩室で天目のお茶とお煎餅をいただくのが800円。
3階個室で休憩してお風呂も専用の霊の湯で
坊ちゃん団子つきは1,500円です。
選んだのは、神の湯二階席。
聖徳太子も入ったといわれる温泉で1日の疲れを癒し、
湯玉模様の浴衣に着替えます。
2階の休憩室は55畳の大広間。
天目台のお茶を飲みながら坊ちゃん気分にひたります。
お隣には西洋人の素敵なカップルも浴衣を着て正座して
向かい合っています。
ミシュランの三ツ星を獲得しただけのことはあります。
昔の正面入口はこちら側にあったあそうです。
屋上の屋根の上にある道後温泉のシンボルの白鷺も
ちゃんとこちらを向いていました。
温泉を楽しんだ後は商店街で
うまいと評判の団子ふた皿です。
抹茶、卵、小豆の3色あんの小さな団子が
串にささってます。
お餅はなかにほんの少し。
おいしい緑茶がほしくなる味です。
夏目漱石は、甘党だったんですね。
また行きたいね
2008.10.05 |Category …旅行
浜名湖海釣公園に行ってきました。
ここは、浜名湖が太平洋につながる玄関口にあります。
駐車場、売店、トイレもそろっていて初心者や家族連れでも安心して釣りのできる場所です。
水は思ったよりも綺麗で、水面の上からでも泳いでいる魚が見えます。
サヨリのように細長い魚、ぼらのような大きな魚、小魚も群れをなして泳いでいるのが見えます。
本日の餌は生きたスジエビ。
たまおやじとたまへいが、朝6時に起きて近くの長池で捕ってきたもの。
バケツに入れて一緒にドライブしてきました。
こんな小さなエビでも、生きていると身はプリプリです。さあエビで鯛を釣りますよ。
人生なかなか予定通りにはいきません。食べ残しのエビフライのように、尻尾だけ針に残りました。
イソメのほうが魚の食いがいいのでエサをかえてみました。
エビなら母でも針につけられるのですが、このイソメはかなり勇気がいります。
ミミズに足がたくさんはえた生き物。ウジウジ虫と名づけました。
たまおやじとたまへいにウジウジ虫をつけてもらいましたが、釣りに夢中になっている2人にあまり迷惑を
かけてはかわいそう。思いきってさわってみましたが、ウジウジうごめく虫を針にさすのはひと苦労です。
同じ場所で釣っていても、釣れる魚はさまざま。まわりでは白黒縞模様の石鯛や、
大きなアイゴをあげている人、熱帯魚のような黄色と黒の縞模様の魚を釣りあげている小さな男の子。
うらやまし~い。あんな魚釣ってみたいな。
仕掛けや餌が違うと、釣れる魚も違うんですね。海釣りは奥が深いです。
お昼まではなかなな釣れませんでしたが、帰る頃になってヒットの連続です。
メジナが釣れました。煮付けにしても食べられる大きさのメジナが7匹ほど。
母もほどよいサイズが2匹釣れました。釣れたばかりの魚はほんとに綺麗です。
身はすこし青みがかって、瞳もブルーです。ビー玉みたい。生きているって美しい。
たまへいは習字の先生に一番大きなメジナを2匹プレゼントして、とても喜んでもらえました。
同じメジナでも、色の出かたに随分差があります。魚にも個性がありますね。
富士山は雲隠れ
2008.09.20 |Category …旅行
釣りのお師匠さんおすすめのポイントです。
母は、富士山を眺めておいしい海の幸を食べるのが第一の目的。
たまおやじとジャッキー、たまへいは海釣りが第一の目的です。
行きの車の中は、お茶畑を眺めながら。
斜面に段々ときれいにならんだお茶畑は、緑一色でとても絵になる光景です。
焼津に着いたところが台風が過ぎ去った後、残念ながら富士山の姿は雲に隠れていました。
釣りのほうもやっぱり台風の後で海が濁り、波も高くていまひとつ。
でもかわいい魚がつれました。赤ちゃんフグです。威嚇すると、赤ちゃんでもこんなにぷんぷんに膨れます。
破裂しないかとドキドキ。海にかえしてあげました。
これは、オオスジイシモチ。たまへいが、7匹ほど釣りました。
体に黒い横線があり、尻尾に黒の斑点、薄ピンク色のお洒落な魚です。
最初は逃がすつもりでしたが、食べられる魚がなかなか釣れなかったので、
たまへいがお持ち帰りして上手にさばいてくれました。から揚げにしたら美味しくなりました。
釣った魚を自分で始末するって、いいですね。
ジャッキーと母は一匹ずつ、カワハギが釣れたと喜んでお持ち帰りしました。
家に帰って料理する前にジャッキーが釣り魚図鑑で調べると、「キタマクラ」ということがわかりました。
有毒のフグの仲間です。間違って食して、「北枕」になってしまうところでした。
それにしてもちゃんと調べるジャッキーには感心です。たまおやじなら、食べてしまったことでしょう。
焼津は思ったより小さくてのどかな町でした。平坦な町のせいか自転車人口が多いんです。
道行くおばちゃん達もみんな自転車に乗っていました。
お昼は地元のお寿司屋さんで新鮮なお寿司を、夜は漁港の定食屋さんで海の幸三昧でした。
海の近くは、新鮮でおいしいものがお値打ちに、三拍子そろってます。
母の目的、富士山を見ることをのぞいては達成できました。
おいしいものが食べられるなら、いつでも釣りにお付き合いしますよ。