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毎日のくらしで見つけたもの 

2008年5月よりスタート。 3人の子育てをしながら日々感じること、母の生活日記です。 過去のブログ「いきものいっぱい」2006年9月~2008年5月はリンクしています。 halのブックレビュー 「一冊の本から旅の世界へ」も更新中です。

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日中友好 2日目

今日は、朝7時に起きることになっていました。朝一番に起きてきたのは、ジャオシェンです。
今から朝ご飯作るから、くつろいでテレビでも見てて。
ジャオシェンは腕時計を見て、
こんなに朝早くからNoisyだよ。皆寝てるからやめておくよ。
気配りに感心しました。
朝ご飯はジャパニーズスタイルです。メニューは、
        白飯
        厚揚げと青ネギの味噌汁
        じゃことニラの玉子焼き
        スライストマトと胡瓜 
       デザート りんごとバナナ そして ジャスミン茶
たまへいは部活があるので学校に出かけました。今日は練習試合です。
たまへいは、もう出かけた?
もう、出かけたよ。
Oh!まだ庭にいるかと思ってた。出かける前に、試合頑張って!と伝えようと思ってたのに。
またしても、ジャオシェンのやさしい気配りに感心しました。
朝ご飯の後は、昨日に引き続き日中友好談議のはじまりです。

中国文学事情
中国4大名著は、水滸伝 三国演義 西遊記 紅楼夢
ジャッキーはちょうど北方謙三の水滸伝全19巻を読破していたので、水滸伝談義がはじまりました。
水滸伝の原本は漢詩のように書かれていて今読むのは難しいけれど、中国ではやさしい中国語に
書き直された本が出版されているそうです。
ジャオシェンは大きくてとても分厚い本を全4巻、子供の頃に読んだそうです。
水滸伝の登場人物では誰が好き?
ジャオシェンは、  呉用   頭脳明晰
            呉の意味は無 no   用は use  
            名前は無用 no use なのに実は彼はとても頭がいいんだよ。
            う~ん intelligent なジャオシェンならではの発言ですね。 
ジャッキーは、   林冲   槍つかいの名人
            魯智深  僧で中国全土を旅する屈強な男
僕は子供の頃、ヌードルのおまけの水滸伝のキャラクターカードを集めていたんだ。
108人のキャラクターカード、全部集めたんだよ。
じゃあ、あなたのお母さんはヌードルをボックスで買ってきて、毎日ヌードル食べてたんでしょう。
いつも違うカードが出るわけじゃないからね。
そのヌードル、日本でも買える?
どちらがほしいの?ヌードル それとも カード?
母は勿論、「カード!」
カードは、僕が子供の頃のおまけだから、今はもうついてないよ。
でも僕はカードを全部で2セット集めたから、今度会うときに1セットあげるね。
ありがとう、ジャオシェン。あなたは筋金入りのコレクターです。
そして幼稚園の頃、ジャオシェンが書いた林冲の絵がとても上手に書けていたので、
今でも幼稚園に飾ってあるそうです。
水滸伝、時間ができたら母も読んで見よう。
ジャッキーいわく、
女の人より、男が読んだほうが面白いと思うよ。死に方とか、かっこいいんだ。
ますます興味がわいてきました。  

中国学校事情
たまへいは学校まで歩いて40分かかるんだよ。
それは随分、中国と違うね。
日本では、住んでる場所によって通う学校が決められてるから。
中国でもそうだけど、学校にはいい学校も悪い学校もあるから、みんな学校の近くに引っ越すんだよ。
まさに、孟母三遷の教え ですね。
日本ではとても有名なストーリーだよと言うと、
僕は孟子は知ってるけど、その話は知らない、ですって。
ジャオシェンは、ネイティブのようにとても綺麗な英語を話します。
いつから英語を勉強してるの?
小学校1年生から学校で勉強してる。
でも僕の両親が最初が肝心だと考えて、外国人の英語の家庭教師もついていたんだ。
ジャオシェンは子供の頃から、国際社会を舞台にして育てられていたんですね。

中国少林寺事情
Yは少林寺に興味があって、大学に入ったら少林寺を習いたいと話すと、
少林寺は、僧が習うものだよ。
と、ジャオシェンはびっくり。
日本では少林寺道場はポピュラーなのに、不思議ですね。
大学で教えてくれるの?
もちろん大学では教えてもらえません。Yは家の近くにある道場で習うつもりです。
うちの家族は、ジャッキーチェンが好き。とジャオシェンにビデオを見せると、
それじゃあ、李小龍 リーシャオロンは?
リーシャオロンって 誰? 誰?
答えは、 ブルースリーでした。
ジャッキーはジャッキーチェンが大好きなんですが、母はクールなブルースリーのほうが好きなのです。
つきない話もこれくらいにして、
IMG_0264R.jpg午前中は、Y、ジャッキー、ジャオシェンと
ボーリングに行きました。
母はジャッキーの学校の父母懇があるので、
1ゲームだけ付き合いました。
子供達はボーリングを2ゲームした後、
ゲームセンターでエアーホッケーにゾンビゲーム、
もぐらたたき、そしてプリクラを撮りました。
日中友好 空気ホッケー対決
勝利は中国の手に。
やっぱりテーブル競技は、中国のお家芸ですね。
ジャオシェンは強かったそうですよ。



お昼ご飯は、Y、ジャッキー、ジャオシェンの3人で、家の近くのお気に入りのお店、入金城で
お好み焼きを食べました。
「ランチはどうだった?」
「Great!」 
ジャオシェンはひっくり返すのに失敗したけど、おいしい!と食べてくれたそうです。
午後は、部活から帰ったたまへいと、母、Yとジャオシェンの4人で出かけました。
ジャッキーは明日、英検があるのでお家でお留守番です。
電車に乗って栄まで。ジャンプショップに連れていってあげました。
ジャオシェンは店内のスラムダンクのポスターを見て、
僕が子供の頃、テレビでやってたよ。
たまへいがバスケをやってたから、私はスラムダンクでバスケットを覚えたの。
ポスターを指差して、彼女は私と同じ名前!とつい自慢してしまいました。
そしてオアシスの水の宇宙船へ上って、テレビ塔をバックに記念写真を撮りました。
Roof の上を歩いてるなんて Amazingだね!
IMG_0276R.jpgそれから、県芸術文化センターへトリエンナーレを
見に行きました。
トリエンナーレは体験型の展示や映像ショーもあり、
とっても楽しかったです。
三沢厚彦の作品 木彫りの白熊
母は、彼の作品にノックアウトされてしまいました。
彼の作品の展示室に住みたいと思ってしまったほど。
感激のあまりミュージアムショップで、
彼の本とミニポーチを買いました。
トリエンナーレは今月中開催してます。
まだの方は、お早めに。




IMG_0295.jpgたまへいのトリエンナーレ記念のおみやげは、
   パンカン
3年間保存できます。
3年後に、Memory of you 
私達はこのパンカンを空けて食べるよ。
と言うとジャオシェンが、
3年後には、僕も来るよ!
ジャオシェンは、きり返しが上手いんです。
憎いことを言ってくれますね。少し疲れたので、
オアシスのカフェで休憩して、お茶しました。
そして地下鉄に乗って歓送会のホテルへ向かいました。



ここで母は25年ぶりに同級生に再会しました。卒業してからはじめてです。
昔とちっとも変わってなかったので、すぐにわかりました。
彼女の家も中国人の女子学生を受け入れしていました。奇遇です。
なんと彼女は、中国語を喋っているのでさらに驚きました。もしかして彼女は中国人だった?そんなわけない。
3年間中国に駐在していたんだそうです。
彼女から駐在の体験談、リアル中国の実情などを聞き、楽しいひと時でした。
ジャオシェンは、最後の最後まで紳士でした。
たまへいが明日バスケの大会なので、パーティー終了後早々に帰ると伝えると、
ホテルのゲートまでお見送りしてくれました。
名残惜しみながら、笑顔で最後のお別れです。

我が家での1番目のホームステイはミャンマーから、2番目はオーストラリア、
そして3番目はお隣りの中国から。3人3様でそれぞれに楽しかったです。
ジャオシェンは優しくて、紳士で、とても頭がよくて、細やかな心遣いのできる、落ち着いた17歳の青年でした。
テレビで見るマナーの悪い中国人とはまったく違っていました。
「楽しかった。けどうちは日本が一番いい。」と、Yが一言。
みんなそう思ってるよ。
それでも懲りずに受け入れをして本当によかったです。
母はYのおかげでとてもいい経験ができました。
そしてまたしても、旅行熱が。
いつか中国に行ってみたくなりました。
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●Thanks Comments

無題

ブログを読ませて貰い、濃厚な濃厚な一泊二日だったのが凄く
伝わってきました。
中国人でも凄く恵まれた環境に育ったジャオシェン君だからマナーも
良いし気配りもできるんでしょうね。
しかし日本の高校生の勉強量と中国の勉強量を比べると・・・
経済的にも差がついてきちゃうのが解る気がします。
昔 貧しかったってのは中国も日本も変わらないと思うんだけど
日本は急成長して、今まで努力したんだから、ちょっと休憩みたいな
感じで努力に手抜きをするようになったのかな。
まるで ウサギとカメのお話みたいですね。
中国は近い外国で、最近では5千円位で日本に来れるみたいだから
近い将来、再会できると良いね。パンカンを開ける3年後かな(笑

From 【ビタミンB】 ||2010.10.21 12:41編集

無題

ビタミンBさんへ
ジャオシェンを目の当たりにしてYは、
自分の将来どうしていいかわからなくなってきた。と言っていました。
でも井の中の蛙でいるよりも、大海を知った蛙になったほうがいいですよね。
とにかく、母にも子供達にも刺激的な2日間でしたよ。

From 【hal】 ||2010.10.21 19:58編集

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