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毎日のくらしで見つけたもの 

2008年5月よりスタート。 3人の子育てをしながら日々感じること、母の生活日記です。 過去のブログ「いきものいっぱい」2006年9月~2008年5月はリンクしています。 halのブックレビュー 「一冊の本から旅の世界へ」も更新中です。

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ダチョウ夫人の夢

道の駅でダチョウのたまごを発見してからというもの、母はダチョウのことが気になってしょうがない。
調べてみたら、ダチョウは案外身近にひそんでいました。
今日は歩いてダチョウに会いに行ってきました。
そばかすバレリーナちゃんのママに声をかけたら、「いいですね~♪」のお返事。
今日はウォーキング日和です。
IMG_0880.jpg2人でお喋りしながら歩いたら、
あっという間に着いちゃった。
牧場みずの坂ウエストヒル
広い敷地内には、ポニー、ヤギ、羊がいます。
そして大きな牛舎もありました。
お母さんヤギと2匹の子ヤギ達が、
バリバリ音をたてながら草をはんでいました。
うちの庭の草も食べてくれたらなあ。
まきばの丘からは、住宅街が見晴らせます。
住宅街に隣接するこの丘だけは別世界。
まるでアルプスの少女ハイジの世界です。



IMG_0885.jpgダチョウはどこかなと探してみると、
牛舎の奥にみーつけた。3匹います。
黒い羽根のオスが1匹とグレーの羽根のメスが2匹。
長い首にちょこんと小顔がのって、
まるでスーパーモデルのような歩き方です。。
すらりと伸びた美脚で、羽根をフワフワ、腰をフリフリ
させながら。気どってます。
どこか高貴な雰囲気を醸しだしながら。
羽根はジュリ扇のように素敵です。





IMG_0890.jpgこの美脚に魅せられました。
すらりと伸びた脚に、美しい太腿。
そしてかぎ爪をもった脚は、
まるで恐竜の脚のようにかっこいい。
ほれぼれしました。
母はダチョウに興味津々。牧場のオーナーの
木下さんを質問攻めにしてしまいました。
「ダチョウは昔からほとんど進化していないんです。
まさに恐竜です。」
「宝塚の扇子は、ダチョウの羽根から作るんですよ。」
母のイメージ通りでした。



「ダチョウは時速60キロのスピードで走ります。アフリカのサバンナの生き物ですから。」
この牧場のダチョウは数年前に、北設楽郡からきたそうです。
なんと600羽のダチョウを飼育していた社長さんが急に亡くなって、そこから3羽譲り受けたそうです。

「オスとメスがいるってことは、赤ちゃんも産まれますか?」と聞くと
ま顔で、「飼いますか?」と聞かれてしまった。
ダチョウに魅せられた、ダチョウ夫人。
ダチョウを飼うのは、夢のなかだけ。

この牧場のダチョウは自然にまかせていて、1匹で年に50個の卵を産むそうです。
「年に50個も産めば充分でしょう。」と木下さん。
単純に計算して、週に1個の割合です。
そしてメスは2匹しかいないので、3~4日に1個の割合でしか市場にでないということかな。
卵を産むシーズンも限られているそうです。
あの道の駅で見た卵は、貴重な卵だったんだ。
木下さんは、「また産むから大丈夫ですよ。」とやさしく言って下さいました。
母はネットでリサーチしたのですが、
ダチョウの卵1個4000円、ダチョウの卵の殻1個2000円なんて出ていました。
ウエストヒル価格、ダチョウの卵1個2000円は破格値ですね。
ダチョウの卵1個で、にわとりの卵25個分だそうです。
これはおっきなカステラが作れそうですよ。
いつかダチョウの卵を手に入れようと決意しました。
木下さんはこの地でもう40年、牧場経営をしています。
昔は何もない山で牧場に続く道もなかったそうです。
宅地化が進んで11年前に、すぐ近くのこの丘に引っ越しました。
西のはずれだから、ウエストヒル。
昔は牛だけだったそうですが、引越してからは新しい街の人達と牧場が共生できるように、
羊、ヤギ、ウサギ、モルモットなどをペットとして飼い始めたそうです。
IMG_0894.jpg閉めてあった牛舎も、私達のために開けて
中を見せて下さいました。
なんと乳牛が50頭。
奥にはジャージー牛も数頭いるそうです。
ここは北海道?
斜にかまえた牛さんに、
「なによあんた。新顔ね。」とギロリとにらまれました。
 そしてヤギ、ウサギ、モルモットもたくさん。
かわいい子牛と子ヤギもいました。
牛乳は朝晩ローリーがきて
名古屋牛乳に運んでいるそうです。



そしてここのジャージー牛のソフトクリームが、道の駅で食べられるそうですよ。
おいしそう!今度、食べてみなくちゃ。
搾り立てのお乳も飲んでみたかったけど、残念ながら牛乳の販売はしていませんでした。
今日はアルプスからアフリカのサバンナ、そして北海道へと、世界地図をかけめぐっちゃいました。
こんな身近な住宅街のなかに、今まで知らなかった新しい世界がありました。
楽しかった。
オーナーの木下さんは、とてもやさしい穏やかな人柄のおじさまです。
今日はありがとうございました。
 

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