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毎日のくらしで見つけたもの 

2008年5月よりスタート。 3人の子育てをしながら日々感じること、母の生活日記です。 過去のブログ「いきものいっぱい」2006年9月~2008年5月はリンクしています。 halのブックレビュー 「一冊の本から旅の世界へ」も更新中です。

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ぎりぎり4時間

今日はお友達のMちゃんと、日帰りバスツアーに参加しました。
       クラブツーリズム  
   春の上高地 たっぷり4時間滞在!
お弁当つき3980円とお値打ち価格です。
名駅西口集合は朝の7:00。
ふたりで早朝5:50の電車に乗り込みました。こんなに早い電車に乗るのは久しぶりです。
バスは、飛騨をぬけて上高地に入ります。
IMG_3240.JPG飛騨の里山は、お花が咲き乱れて春爛漫。
満開の桜、そして民家の庭先は、チューリップ、水仙、
芝桜、モクレンと色とりどりの花であふれています。
チューリップと満開の桜が一度に見られるなんて。
目前にせまる緑のお山を背景に、
絵に描いたようなのどかな景色が広がります。
思いがけず車窓からお花見ができました。
これだけでも、来たかいあったというもの。
11:00  バスの車内でお弁当タイム
いただきま~す!




安房トンネルを抜け、上高地に到着しました。
平成9年に完成した安房トンネルのおかげで上高地はあっという間、随分近くなりました。
小学校の頃、上高地に初めて来たときは、
くねくねの山道を路線バスに長い間ゆられた記憶があります。
バスは、大正池、帝国ホテル前、バスターミナルと3ヶ所にとまります。
大正池で下車して、明神池までぐるっと周遊することにしました。
大正池でバスを降りてから、バスターミナルの集合時間までは、3時間55分。
すでに4時間きってます。
帝国ホテルでお茶の時間がなくなっちゃうので、サクサク歩くことにしました。
IMG_3242.JPG12:18  大正池から望む焼岳
大正池には土砂が流れこみ、今では昔の大きさの
3分の1ほどになってしまったそうです。
小学校の頃に初めて見た、立ち枯れの木の幻想的な風景は、
そのなごりを少しとどめるほどに変わっていました。
冠雪した焼岳が美しい。
そして、澄んだ鳥のさえずりが耳に響きます。
憧れの上高地に降り立ったことを実感!しみじみ感動です。
思ったよりも寒くなくて、ウォーキングにはほどよい気温です。





IMG_3245.JPG
12:39  梓川の向こうに田代橋が見えてきました。












IMG_3247.JPG
12:45  ウェストン碑

田代橋を渡って、
清水屋ホテルの前を過ぎると見えてくるのは、
日本アルプスを世界に紹介したイギリス人宣教師
ウォルター・ウェストンの碑です。







IMG_3251.JPG
12:59 河童橋から望む穂高連邦
生憎、穂高連邦のとんがりは雲に隠れています。
それでも、
雲の切れ間から、青空がのぞいてきました。
お天気は半分あきらめて、
傘をさして歩くことを覚悟していたので、
すごくラッキーです。






IMG_3252.JPG河童橋から、梓川右岸の明神自然探勝路を通って、
明神池まで歩きます。
この自然探勝路は、すばらしい道です。
ところどころに、
わくわくする秘密の場所があります。
そして、鳥のさえずりが下界で聞く音とはまったく違いました。
うぐいすの鳴き声が、クリアにダイレクトに耳に響きます。
空気がとても澄んでいて、雑音がないから?
大自然の美しさを耳で感じました。
13:11  秘密の場所でたたずむカップル




IMG_3254.JPG
13:12 探勝路にはこんな木道もあります。
雨上がりなのか、季節柄なのか、
あそこにも、ここにも、
カエルがいっぱい。









IMG_3255.JPG
13:18  梓川に流れこむ沢

澄んだ水の流れの美しさに、
見とれてしまうほど。









IMG_3256.JPG
13:11  ふきのとう発見

ふきのとうは、上高地のあちこちに
たくさん顔を出していました。
淡いグリーン色が、かわいい春の色。
母はなぜか、六花亭の板チョコを連想します。







IMG_3258.JPG
13:52  明神橋が見えてきました












IMG_3259.JPG13:56  明神池 一ノ池到着
澄んだ水の中に、藻がはえて、
その藻の濃淡によって、池の色が様々な緑色に
変化していきます。静かな水面は、
まさに、神様が降り立つような神秘的な場所です。
穂高神社奥宮となっていて、拝観料が300円かかります。
この池には、渡りをしないマガモがいます。
デコイの置物のような、
黄色いくちばしに緑の頭のマガモがいました。
まるで、ぜんまいじかけで泳いでいるみたい。




IMG_3261.JPGそして、本物のおしどり夫婦も見ました。
姿かたちの美しいオスのおしどりが、
メスの後ろに、適度な距離をたもちながら泳いでいました。

13:58  水芭蕉
明神池のほとりに咲く、水芭蕉。
はじめて、
生きてる水芭蕉を見ました。
感動です。





IMG_3264.JPG14:02  明神池 二ノ池
二ノ池は、一の池とは景色が変わって、
岩と枯れ木からなる、自然の作った庭園です。
帰り道は、梓川左岸を歩きます。
変化のない山道ですが、距離は少し短いようです。
何組かの登山グループとすれ違いました。
装備と服装で、ひと目でわかります。
徳沢まで、登山客は左岸を通るんですね。






しばらく歩くと、小梨平キャンプ場が見えてきました。
色とりどりのテントをはって、キャンプを楽しんでいる人達がたくさんいます。
朝晩は、まだちょっと冷え込みそうですね。
鈴鹿高校山岳スキー部と書かれたテントもありました。
高校時代に上高地でキャンプと山スキーなんて!
青春の思い出ですね。
河童橋にもどり、帝国ホテルへとむかいました。
バスターミナルから車道沿いの遊歩道を通れば、帝国ホテルまで近かったのですが、
梓川沿いの遊歩道を通ってしまったので、かなりの回り道になってしまいました。
それでも、なんとか間に合いました。
IMG_3266.JPG15:28  憧れの帝国ホテルでお茶
ケーキセット  1500円(税サ込)
コーヒーは、おかわり自由です。
母が注文したのは、手前のカマンベールチーズケーキ。
思ったよりもあっさりクリーミー、ソフトな舌触りです。
奥は、Mちゃんの頼んだショートケーキ。
雰囲気とサービスを楽しんで、コーヒーもおかわりできて
このお値段なら、満足です。
トイレもとても綺麗でした。もちろん無料です。
上高地は公衆トイレがチップ製で100円ほどかかります。
帝国ホテルのトイレ、おすすめです。



IMG_3267.JPG
15:43  帝国ホテル正面玄関
ヨーロッパのアルペンリゾートを思わせる、
赤い屋根が素敵。
ここから、車道沿いの遊歩道を歩いて、
バスターミナルまで10分です。








IMG_3268.JPG15:50 バスターミナル到着
ゆったり4時間ではなく、
またしても、ぎりぎり4時間。
それでも、予定通りのコースを全部歩いて、
一度として、同じ道も通っていません。
帝国ホテルでお茶の優雅なひとときも楽しみました。
コーヒーもおかわりできて、大満足の上高地でした。
一緒に行ってくれたMちゃんのおかげです。
ありがとう。





行きも帰りも高速道路の渋滞区間は下道に降り、要領のいい運転でした。さすがプロです。
帰りは、ゴールデンウィーク後半戦初日にもかかわらず、
予定通りぴったり20:00に名駅到着しました。
すばらしいですね。
そして心はすでに、紅葉の上高地へ。
今回できなかったことは、次回の課題にしました。
湧き水をペットボトルに詰めて帰って、おうちで美味しいコーヒーを淹れること。
岩魚の塩焼きを食べること。
足湯につかること。
お弁当つき3980円なら、リピーターになれる金額ですね。
halさんいちおし日帰りバスツアーです。
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