松山旅行 2日目です。
2009.03.29 |Category …旅行
今回選んだのは素泊りの宿、「ホテルヴィラ道後」。道後温泉駅からも道後温泉本館からも歩いて5分です。
お世辞にも綺麗とは言えませんが、高級旅館が立ち並ぶ中、この立地条件でこのお値段なら満足です。
翌朝、道後温泉を散策しようと宿のご主人に道を尋ねると、道後の歴史、松山城の歴史など詳しく説明
して下さいました。時間があれば松山城も案内して下さるそうです。歴史好きにはお勧めの宿です。
朝の散歩に出かけるとちょうど駅前のカラクリ時計が動いていました。坊ちゃんの登場人物が飛び出します。
駅前の喫茶店でモーニングサービスの朝食をとりました。昼間の道後温泉もいい雰囲気です。
道後温泉の裏手にある湯神社(ゆじんじゃ)から、
道後温泉を空から眺めることができます。
昨日の夜は正面入口と横側だけ。改めて全体像を見ると
オー!ワンダフル!角度を変えて見るって大切ですね。
もう一度下に降りて道後温泉本館をぐるりと散策して
みたくなりました。歩いてみてわかったこと。
この複雑な木造建築は実はゆるやかな斜面の上に建って
いるんです。
正面入口のちょうど裏側にあたる緑の屋根の部分は、
皇族専用浴室、又新殿(ゆうしんでん)の入口でした。
庶民の入口とは違います。
道後温泉の北側に「玉の石」があります。
温泉の湯をかけると、病気平癒、縁結び、
商売繁盛のご利益があるそうです。
みんなでたくさんお湯をかけました。
道後温泉のシンボルは、白鷺と湯玉です。
いたるところにあります。
「玉の石」のすぐ右側にも、この湯玉がありました。
最初、この湯玉を「玉の石」だと思いこんで、
子供達に一生懸命お湯をかけさせていました。
あとから気づいて皆で大爆笑。
湯玉もずいぶんぬれちゃってピカピカになりました。
そしてこの湯玉の奥に、千尋が降りていった階段が
あったのです。
商店街にはよく似た団子屋さんがたくさんあります。
宿のご主人に聞いたら、昨日食べた団子屋さんは
坊ちゃんの団子屋ではありませんでした。
今日はちゃんと、「元祖つぼや」で坊ちゃん団子を食べて
お土産の団子も買いました。
そして道後公園の展望台から松山市街を眺め
ちょっとはやいお花見をしました。
長い石段を上ったところにある伊佐爾波神社(いさにわじんじゃ)です。
日曜日の朝、ちょうど結婚式を挙げているところでした。
これはおめでたい。
道後温泉を出発する前、駅前広場の足湯で最後の余韻を楽しんでいると、さきほど神社で
結婚式をあげていた花嫁さんが人力車に乗って降りてきました。
「まったく同じものを違う場所で見る。」2度目の体験がこれです。とても可憐な花嫁さんでした。
道後温泉から路面電車にのって、大街道で降りました。
ここから松山城のロープウェイ乗り場まで歩いて行きます。
松山城は小高い山の上にあります。
子供達は、ロープウェイよりもやっぱりリフトですね。
リフトで登っていくと右手に松山城が見えてきます。
天守閣から望む松山市街。むこうには三津浜港が見えます。
帰り道はリフトに乗らず、松山城の坂道をころがるように降りて、二の丸庭園にたどりつきました。
庭園には水琴窟があり、男の子達は水をかけまくって
神秘の水のサウンドを思う存分楽しんでいました。
その後は、大街道商店街を散策です。
繁華街をぶらぶら歩いていると、古めかしいパン屋さんを
発見しました。
松山の老舗 労研饅頭(ろうけんまんとう)です。
創業当時から受け継がれてきた酵母菌で発酵させた
蒸しパンで、味は全部で14種類。あん入りもあります。
みんなでチーズ味、ココア味などベンチに座ってさっそく
味見です。もっちもちでとってもおいしい懐かしの味です。
そしてまた商店街を歩いていると、「まったく同じものを違う場所で見る。」という3度目の
驚きの体験がありました。
商店街のなかに、大きなロバの絵の看板があらわれました。ロバのパン屋さんです。
お店のなかはひっそりとして売り子さんの姿もなし。日曜日なのに商売っけはまったくなし。
今日もまた移動販売車で松山の町を走っているんでしょうか?「ロバのパンはとってもからだにいいの。」
「ロバのかたパンは保存食にもぴったり。」お土産に買ってこればよかったね。
ついに松山旅行も終盤に入りました。
松山には坊ちゃん列車が走っています。
夏目漱石が、マッチ箱のような汽車と書いた通り
おもちゃのようにかわいい列車です。
大街道から松山市駅まで坊ちゃん列車に乗りました。
料金は路面電車の2倍の300円です。
車掌さんの制服もレトロです。
この坊ちゃん列車は終点の松山市駅に着くと、
手動で向きを変えます。
まず先頭車と客車をはずし、
先頭車をジャッキで持ち上げて方向を変えます。
そして向きを変えた先頭車に客車を人力で接続します。
車掌さん、ご苦労様です。
松山市駅から空港行きのシャトルバスに乗り松山空港
に移動しました。母と子4人の珍道中。
楽しかった松山ともこれでお別れです。
夕方6:15に小牧空港に到着予定の便だったので
今回の旅の最後のハイライト、
空の上から日本地図を楽しむことができました。
飛行機の窓からは伊勢湾とそこに流れこむ河川、海の上に浮かぶセントレア空港と知多半島を結ぶ橋、
名古屋駅や名古屋ドームもはっきりと見ることができました。
そしてラストは、空港付近の民家に墜落するようなスリリングを味わいながら小牧空港に無事着陸しました。
日常とはかけ離れた空間。旅はやめられないですね。
母のストレス発散はやっぱり旅とお買い物(見るだけでも満足)、そして女友達とのおしゃべりです。
帰ってから楽しかった松山旅行を思い出し、今度はどこに行こうかなと思いをはせているのです。
これで1年くらいはもちそうかな。安あがりですよね。
しまなみ海道と道後温泉の旅
2009.03.29 |Category …旅行
3月28、29日の土日に愛媛県の松山市に行ってきました。
平日は仕事のお休みがとれないので、1泊2日をフルに楽しむため空の旅です。
早朝の便で小牧空港を出発、1時間で松山空港に到着です。
2ヶ月以上前からJALの先割チケットを予約して、指折り数えて待っていました。
1日目 3月28日(土)
空港からリムジンバスでJR松山駅に移動、特急しおかぜに乗ります。今治まで40分の列車の旅です。
車窓からポンジュースの工場を眺めながら、愛媛に着いたことを実感しました。
今回の旅の1日目は、しまなみ海道サイクリングです。
しまなみ海道は、愛媛県の今治市から広島県の尾道まで瀬戸内の島々を橋でむすんだ道路です。
そこには全長約70キロ、日本初の海峡を横断するサイクリングロードがあります。
今治のサイクリングターミナル、サンライズ糸山を10:30に出発しました。
広島まで行ってしまうと戻ってこれないので、今回は大島まで半日サイクリングを楽しみます。
全長4045メートルの来島海峡大橋です。長い海の上の道を自転車で渡ります。
まだ朝の風は冷たくて、耳が痛くなるほどでした。
橋の上は、右端が原付専用道、左端が自転車歩行者専用道になっていて歩いて渡ることもできます。
そして中央が自動車専用道です。
右側を80キロ強のスピードで車がビュンビュン飛ばして行き、左側ははるか下方に真っ青な海。
右に寄るのも、左に寄るのも怖くて景色を楽しむ余裕もありません。
海はこんなにきれいで、瀬戸内の島々も眺められます。潮のながれによっては、うず潮が見られる
こともあるそうですが、今日はこんなにかわいい赤ちゃんうず潮が生まれては消えていました。
途中、馬島に料金所があり自転車は200円を支払います。
橋を渡りきると大島に到着です。道の駅「よしうみいきいき館」で海鮮炭焼の昼食です。
好きな食材を選び、七輪で炭焼にしていただきます。
ここでしか食べられないものに挑戦しようと選んだのが、幻の貝と言われる大島産の瀬戸貝です。
カラス貝の化け物のような貝でまさに幻の味でした。
そしてまだ生きているたこの足を焼いたり、マテ貝も初体験しました。
マテ貝は筒型になった貝で焼くと縦に2つに割れます。かなりグロテスクです。
思わずお店のおばちゃんに、「どこからどこまで食べられますか?」と聞いてしまいました。
もちろん全部食べられますが、姿を見ないで食べることをお勧めします。
そして目の前で揚げてくれる、島じゃこ天もいただきました。
すり身を練って、じゃこ天の形に穴のあいた板で型抜きして、揚げ鍋に入れていきます。
揚げたてを串にさして1枚100円です。あつあつでふわふわでとってもおいし~い。
大島の自転車道を走っていると、「日本縦断の旅」と書かれたカードをさげて自転車で走っている青年と
すれ違いました。思わず、「がんばってください!」と声をかけました。
その後は、のんびりと海沿いの道を走ります。
島には造船所があり、すれ違う車も人もいない海岸沿いの道はのどかでひっそりとしています。
海がきらきらしてとてもきれい。
母が海の美しさに目を奪われている間、さすが男の子達は目のつけどころが違いました。
海岸の岩場で見つけたのは、たまへいの白いカニ、ジャッキーの3色のカニ、
そしてやどかりさんでした。
前方の来島海峡大橋を眺めながら、「あんなに長い橋を渡ってきたんだね。」としばし感慨にふけりました。
そしてこの先の港で、ロバのパンの販売車に出会いました。
「みんな~げんき!ロバのパンですよ~!」どこまでものどかな島の風景でした。
そしてまた、しまなみ海道でいちばん長い橋を渡って帰り道につきました。帰りは自転車にも随分慣れ
景色を楽しむ余裕も出てきました。サイクリングターミナルにたどりついたのは、3:30頃です。
今治からJR特急で松山駅にもどりました。
自転車の旅の疲れを癒すため、向かうのは
道後温泉です。
松山には路面電車が走っています。
松山駅から道後温泉まで約30分。
のんびり路面電車にゆられて行きます。
お堀端をぬけ、山の上にそびえる松山城を眺めながら
松山一の繁華街、大街道へと続きます。
終点の道後温泉まで、景色を楽しみながら。
どこまでいっても150円です。
今回の道後温泉の旅では、「まったく同じものを違う場所で見る。」という不思議な体験が3度もありました。
夕方、道後温泉に到着すると駅前広場にいたのは、
今日の昼間、大島で自転車に乗ってすれ違った日本縦断の旅の青年です。
彼の名は、あくしゅびと ぽりおさん。
日本縦断あくしゅの旅を2月に沖縄からスタートして、人とのつながりに感謝しながらたくさんの人と
あくしゅをして旅をしているそうです。
日本縦断の旅をはじめたのは病気をしたことがきっかけだったそうです。
晩御飯は宿のご主人のお勧めの大黒屋さんで、松山名物 鯛釜めしをいただきました。
だしがきいてとってもおいし~い。鯛もやわらかでした。
道後の商店街をぬけると見えてくるのが道後温泉本館です。夏目漱石の「坊ちゃん」や
「千と千尋の神隠し」のモデルとなったと言われる日本最古の温泉です。
明治27年に建てられた木造三層楼で堂々の風格です。夜のライトアップもとてもきれい。
坊ちゃんはいつも3階の新築上等に入っていたという道後温泉。コースがいろいろ選べます。
お風呂に入浴するだけなら400円。
貸し浴衣を着て2階の休憩室で天目のお茶とお煎餅をいただくのが800円。
3階個室で休憩してお風呂も専用の霊の湯で
坊ちゃん団子つきは1,500円です。
選んだのは、神の湯二階席。
聖徳太子も入ったといわれる温泉で1日の疲れを癒し、
湯玉模様の浴衣に着替えます。
2階の休憩室は55畳の大広間。
天目台のお茶を飲みながら坊ちゃん気分にひたります。
お隣には西洋人の素敵なカップルも浴衣を着て正座して
向かい合っています。
ミシュランの三ツ星を獲得しただけのことはあります。
昔の正面入口はこちら側にあったあそうです。
屋上の屋根の上にある道後温泉のシンボルの白鷺も
ちゃんとこちらを向いていました。
温泉を楽しんだ後は商店街で
うまいと評判の団子ふた皿です。
抹茶、卵、小豆の3色あんの小さな団子が
串にささってます。
お餅はなかにほんの少し。
おいしい緑茶がほしくなる味です。
夏目漱石は、甘党だったんですね。
ひまわりみたい
2009.03.20 |Category …手作りお菓子
話を聞いていたら、おうちでも作ってみたくなりました。
ホットケーキミックスに小さめのにんじん1本と牛乳をミキサーにかけピュレ状にしたものを
混ぜて、蒸し器で蒸すだけです。
超簡単なのでお味もそれなりかなと思っていたのですが、作ってみてびっくり。
蒸し器の蓋をあけたら、鮮やかな黄色に変身していました。
ひまわりみたいなかわいいカップケーキのできあがりです。
湯気のたってる蒸したてを食べてみると、
もっちもちの食感に甘さ控えめでおいしくてとってもヘルシーです。
いつものホットケーキとはまったく違った味に、新しい発見がありました。
本日のおやつ
ひまわりカップケーキ。
おいしいおやつが、こんなに簡単にできちゃいますよ。超おすすめです。